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男女美醜の反転した世界にて
反転した世界にて9
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ってしまった。
 
「ごめん、出る――っ」
「んぐぅっ!?」

 ドクン、と。全身が一度だけ鼓動した直後、白上さんの口の中で弾けるようにして、精液が吐き出されていく。
 
「あ、ご、ごめ……くぅ……」
「んんっ……んぐ、ん……ぐぉ……」

 意識を喪失しかねないくらいの快感。
 だけど、それよりも罪悪感がやや勝った。まさか、こんな風に果ててしまうとは。射精の直前に、白上さんの喉から引き抜く準備は出来ていたはずなのに、この体たらくだ。
 ツーッと、白上さんの鼻からも精液が流れ出した。それくらいに、精液の勢いが強いのだ。
 ――にも関らず。ドクドクドク、と、流れ出る勢いは収まらない。

「んく、ゴク……ゴク……ごく……っ」

 白上さんが苦しげに喉を震わせる。
 ――だが、彼女はついぞ。数時間にも感じられるほどの数十秒間の間、白上さんは僕の竿から口を離すことなく、先端から流れ出る白濁液を飲み干した。

「――、ぷはっ……。……は、……けふっ」
「――〜〜っ」

 ぼたぼたと、滑り出てきた亀頭の先から、吸い出しきれなかった精液が零れ落ちて、白上さんの顔を汚していく。
 幾本も連なって糸を引く唾液と精液が、いやに扇情的だった。
 
「だ、大丈夫……?」
「ん、えへ……、おいし……、けぷ」
「っ……、エロ過ぎるよ、白上さん……」

 ――気づけば、先ほどまでは“染み”でしかなかったスカートの湿り気が、もはや世界地図とでも言うべき大きさにまで変わっていた。 
 触れてみれば、それは滑り気と生温かさを帯びている。
 くっと、指先を押し込んでみると、柔らかく沈んで、じゅわりと先っぽを湿らせた。

「はくぅ……!?」
「……今度は僕の番だ」

 スカートを剥ぎ取る。まるで洗濯機から取り出した直後みたいな重さのソレを、後ろに投げ捨てて、僕は曝け出された白上さんの下半身と相対した。
 淡い青色をしたパンツは、しかし、白上さんの肌にぴったりと張り付いてしまって、どちらかというと肌色にまで変わってしまっている。
 パンツ越しであるにも拘らず、陰毛と恥丘が完全に浮かび上がってしまっているのだ。
 
「めちゃくちゃ濡れてるよ……、ツン、と」
「はぁぅうっ! だ、めぇっ!」

 乳房を愛撫していた時の比ではない。
 ほんの少し、局部に指先が触れただけでも、跳ねっ返るかのように背筋を反りあげて反応する白上さん。
 
「……ひゃ!? や、嘘、こ、こんな恰好……」
「いや?」
「い、いや、――はぁぅっ!?」

 さっきのお返し、ではないけれど。僕は白上さんの太ももをこちらに引き寄せて、そのまま足を思い切り開かせてやる。
 浮かび上がった腰を、お腹の辺りで支えるようにすると、丁度僕の顎の下あたり
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