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【完結】剣製の魔法少女戦記
第四章 空白期編
第百十二話    『とある魔導魔術師の教導体験記』
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術を調べようと思うわ。属性によって教えてくれる先輩が変わるから最初が重要ね」

それでシホさんが俺に向かって歩いてくる。

「それじゃちょっと私の魔力を解析魔術で流すから受け入れるイメージをしてね?」
「わかりました」
「それじゃ、解析開始(トレース・オン)

するとなにか俺の魔力とは別の魔力が流れてくる感覚がした。

「ふむふむ…アルテア君の属性魔術は風ね」
「風、ですか…?」
「そう。風を操って空気による切断や天候操作、他にも色々と応用が効く力ね。
起源に関してはもう少しじっくりと調べてみないとわからないけどとりあえずアルテア君の上司は魔術事件対策課の隊の部隊長であるミゼ・フローリアン三等陸佐になるわ。
ミゼさんも得意魔術は空気による切断だから色々と風属性に関しては学べると思うわ。後で顔出ししておくといいわ」
「わかりました」
「それじゃ今日の講義はここまで。
私はこれから航空戦技教導隊の方に出向かないといけないからみんな、別々の属性、得意魔術に分かれて担当の上司の場所に向かうように。以上よ」
『わかりました』

それから教室にいた様々な人達が移動を開始している中、

「それじゃスティング君、私はこっちだからあなたも頑張りなさいよ?」

そう言ってセラは違う教室へと向かっていった。
俺も移動するか。


◆◇―――――――――◇◆


それから部隊長のミゼという人に会いにいく。
でも到着してみて驚いた。
なんかミゼ部隊長?ともう一人、えっと跳ねた赤い髪の女性がなにか知らないけど語り合っていてお互いに涙を流し合っていたのだ。

「わかる、わかるわ。カレンさん。あなたもパートナーを失った痛みがあるのよね」
「はい、ミゼ部隊長。なんか私達、分かり合えますね…」

どうにも入りずらそうな場所に立ち合ってしまったな、と思ったけどあちらもこっちに気づいたのか、

「あ、ごめんなさいね。あなたがシホさんが言っていた新人魔術師の子ね」
「は、はい。アルテア・スティング二等陸士です」
「そう。私がこの魔術事件対策課の部隊長をしているミゼ・フローリアンよ。よろしくね。
そして…」
「あ、私はカレン・ルージュ三等陸尉よ。よろしくね。カレンで結構よ」
「よろしくお願いします」
「しかし、シホさんもまた可愛い子を対策課に連れてきたものね」
「ミゼ部隊長。男の子に可愛いは失礼ですよ…?」
「ま、そうね。それじゃあなたも風属性の魔術師で間違いないのね?」
「はい」
「シホさんが言うには風属性の魔術師は希少だという話だからお互いに頑張っていきましょうね」
「はい、ミゼ部隊長」

それから希少というだけあり風属性は俺とミゼ部隊長だけみたいで個人レッスンになるみたいである。


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