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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第八十一話】
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そんなに起たせてるのに…?」


そう指差し、美冬の視線は俺の下半身に向けられていた。

しかも、その頬と耳は真っ赤に染めつつ――。


「っ!?言ってて恥ずかしくないのかよ、美冬…」


「……は、恥ずかしいよっ。――お兄ちゃんがそんな風にしてるのが悪いじゃない……っ」

「……男の生理現象だから仕方ないだろ…っ。――逆に、そんな風にならない方が危ないだろ……っ」

「そ、それもそうだよね…。――って兄妹でこんな話することじゃないし……い、嫌じゃないけどさ…」

「――ったく、お前が変な指摘するからだろ……?」


――等と、二人でこそこそ話をしてると未来が。


「ヒルト…――も、もぅ見ても大丈夫…」



「ん。わかった……流石に未来の裸は強烈だったな…」

「えっ…?――な、何言ってるのよバカ……」


奥の美冬のベッドに座り、未来の方を向くとバスタオルでその身体を隠すように巻いていたのだが――。


……これはこれで色々まずいな…身体のラインが――。


そうまじまじと見ていると、流石に未来から抗議の眼差しが飛んできて慌てて視線を反らした。


「……まあとにかく、さっきの続きだが美冬、明日は朝五時に寮の玄関に集合で」

「うん、わかったよ」

「ヒルト、美冬ちゃん、何の話??」

「ん?――明日の朝、親父と母さんがこっちに来るから迎えに行くんだよ。未来も来るか?」


「え?叔父さんと叔母さん来るの??――うん、じゃあ久しぶりに挨拶しよう…かな?」


控えめに言う未来だが、その表情は少し嬉しそうに見えた。


「了解、なら明日の朝五時に寮の玄関で。後、シャルルとセシリアも来るから」

「そうなのお兄ちゃん?」

「あぁ、断る理由も無いし、二人とも挨拶したいって言うし」

「ふぅん…。――セシリアは解るけどデュノア君も挨拶したいって……」

等と隣で小声で喋る美冬だが、俺の耳に届いてるのであまり小声の意味がない。


「友達として挨拶したいだけだろ?――何にしても、別に構わないじゃないか」

「まぁ…ね。――じゃあ明日の朝、みぃちゃんと玄関でお兄ちゃんを待ってるよ」

「うん。頑張って私も早起きする…!」


若干前屈みになり、小さくガッツポーズする未来だが、巻いたバスタオルから胸の谷間が見え目を逸らしつつ、頬が熱くなるのを感じた。


「じ、じゃあ俺は部屋に戻る。いつまでも居ると先生方に怒られるしな、これが」

「あっ、そうだね。じゃあお兄ちゃん、おやすみなさい」

「ヒルト、おやすみなさい」

「おぅ。――未来、美冬、おやすみ」


二人が手を振るのを見て俺も振り返し、未来
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