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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第八十一話】
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父と来るってさ、これが」

「そっかぁ――って……ええぇぇぇぇええっ!?」



突然の事に驚きの声をあげる美冬、本人に連絡がなかったのだから当たり前だろう。


「わ、私の携帯には連絡無かったよ!?」

「うん。俺から伝えてと言ってたからな」

「急な話すぎだよぉ……。うぅ…明日の試合も見るのかな…」

「そりゃ当たり前だろ?親としては見たいのが普通だしな」

「あぅ……今から緊張してきた…。どうしよう、お兄ちゃん…?」

「あまり気負うなよ。初戦の俺よりも気が楽だろ?最後なんだし」

「さ、最後だから気にするんだよ?……はぁ…」


ため息をつく美冬の頭を、よしよしと撫でる。


「普段通りにやればいいんだよ、美冬。気にするなって」

「……うん、なんとか平常心で頑張る…っ」


そう小さくガッツポーズをする美冬――そこへ、カチャッと脱衣場の扉が開く音が響いた。


「美冬ちゃん?誰か来てるの?」



「あ、みぃちゃん。お兄ちゃんが来て――」


――と、途中で言葉が止まる美冬。


「えっ…!?ひ、ヒルト!?」


そう驚いた声をあげたのは未来だった。


「あぁ、ちょっと美冬に用事があってな」


そう言い、未来の方へと振り向こうとすると――。


「だ、ダメだよお兄ちゃんっ!?振り向いちゃダメーっ!!」

「なんでだよ、未来が居てるだけだろ?」

「み、見な―――」


制止を聞かず、未来の方へと振り向くと――。


「―――ぶはっ!?」


振り向いた先に居た未来は、肩にタオルを羽織っているだけでその肢体は何も纏っていなかった――つまり、全裸……。

形が整い、重力に負けずに少し上向いた乳房――モデルのようにガリガリとした腹部ではなく、ぷにっと弾力がありそうな俺好みの程よい肉感のある腹部――。

等とまじまじと見ていると、顔が真っ赤になった未来が――。


「み、見ないで――――っ!?!?」



言うや、局部を両手で隠す未来だが左右両腕に挟まれた乳房が中央に寄せられ、強調した谷間を見せ、更に上向きに膨らんだ。


「ぶはっ!?き、強烈……」

「も、もぅっ!!ヒルトのバカーっ!!変態ーっ!!見ないでよーっ!!」


「てかバスタオルで隠せよっ!!」

「うっ?――気づかなかったっ」


肩にかけたバスタオルを取り、後ろに向き直す未来。

それに合わせて俺も反対側へ振り向くと、悪戯っぽい笑みを浮かべた美冬が――。


「お兄ちゃんのラッキースケベーっ…」

「ば、バカっ…今さら未来の裸見たって何も――」

「ふぅん……。お兄ちゃん、『そこ』を
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