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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第八十一話】
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――美冬&未来の部屋前――
セシリアと別れ、早足気味で俺は美冬達の部屋へと向かった。
道中、風呂上がりの子達が談笑しながら歩いていくのを軽くチラ見しつつ――。
そういや、今日は点検日って言ってた気がするが……業者の手違いでもあったのかな?
――まあ男子が入れるかはわからんがな、これが。
そうこうしている内に、美冬と未来の部屋前に到着した。
軽くドアをノックすると、中から声が聞こえてきた――。
「……はーい、今開けるよー……」
――と、美冬の声が聞こえた、少し遠く感じたのは奥に居たからだろう。
それから少しして、ドアが開くと――。
「あれ、お兄ちゃん?どうしたの??」
「あぁ、美冬に用事があってな」
「わ、私に…?な、何かな??」
美冬に用事があると聞いた美冬の声色が、明らかに喜色を含んでいるのは気のせいではないだろう。
「中に入っていいか?――未来は?」
「みぃちゃんなら今シャワーだよ?――部屋、少し散らかってるけどいいかな?」
「ん?気にしないさ、これがな」
「うふふ、じゃあお兄ちゃん、どうぞ」
そう促され、美冬達の部屋へと入って行くと――。
「おぉ……相変わらず未来のベッドはぬいぐるみだらけだな」
「うん。みぃちゃん、ぬいぐるみ集めるのが趣味だしね。私も抱き枕としてクマさんを借りてるの」
そう言いながら自分のベッドを指差す美冬。
そこには生意気そうな顔をした子熊のぬいぐるみがあった。
――携帯の顔文字で表すと、表情はこんな感じ。
( `(ェ)´)
――実に生意気だ、だが抱き心地は悪くなさそうに見えるのはふわふわの手触り感がありそうな毛並みだろう。
「それでお兄ちゃん、私に用って…何かな?」
後ろに手を組み、前屈みになり、上目遣いで見つめてくる美冬に、軽く咳払いしつつ――。
「こ、こほん…。お前なぁ、少し胸元無防備だぞ?谷間…俺に見せても仕方ないだろ」
「お兄ちゃんのえっち…。――なんてね、お兄ちゃんなら気にしないし」
悪戯っぽい笑みを浮かべる美冬、その頬は若干朱色に染まっていた。
「バカ、俺が気にするんだよ。――いくら妹でも身体つきは女だからな…」
「えっ…?」
「な、何でもない――まあそれはさておき、明日の朝五時に寮の入り口前に集合で」
「……?――いきなり何でなの、お兄ちゃん?」
きょとんとした表情の美冬。
――そういや説明せずに言ったな、そりゃきょとんとするよな、これが。
「さっき、母さんから連絡があってな。――明日の朝、6時にこの学園に親
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