暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
16話:告白される真実
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――次元航行艦アースラ ブリッジ――

なのはとフェイトとの戦闘後、クロノの予想通りプレシアは動きを見せた。クロノの目的は次元干渉を追跡し、場所を特定。そこへ部隊を送り込んでプレシアを逮捕するというもの。
それに伴い、士達はフェイトを連れアースラへ帰還した。

「お疲れさま。それと…フェイトさん?初めまして」

リンディが俯くフェイトに話しかけるが、フェイトは俯いたまま返事をしなかった。

[母親が逮捕されるシーンを見せるのは、忍びないわ。なのはさんとユーノ君はフェイトさんを別の部屋へ]
[あ、はい…!]
[わかりました]

「フェイトちゃん、よかったら私の部屋―――」

リンディの指示を受け、なのはとユーノはフェイトを移動させようとするが、丁度そのときブリッジの映像にプレシアの姿が映った。フェイトはそれをじっと見つめたまま、動こうとはしなかった。

『プレシア・テスタロッサ!時空管理法違反、及び管理局管制への攻撃容疑で、あなたを逮捕します!』

突入した部隊がプレシアを見け、取り囲み宣言する。そしてその部隊がいくつかに分かれ、さらに奥の部屋へと向かう。そのとき、プレシアの表情が明らかに変わった。
そして、奥へ向かった魔導師達が何かを発見した。

「え…!?」
「っ…!」

モニターに映し出されたそれは、液体の入ったポットのような筒。そしてその中身は、液体のみではなかった。

―――裸のまま膝を軽く抱えた、フェイトによく似た少女がいたのだ。

その光景に、フェイトだけでなく、ブリッジにいる全員の顔が驚愕に染まる。
だがモニターに映る状況はさらに一変する。いつの間にか筒の前にプレシアが現れ、自らの魔法で魔導師達をなぎ払ったのだ。

『アタシのアリシアに…近寄らないで!』

プレシアはそう言い、デバイスを構える魔導師達と向かい合う。魔導師達は一斉に魔法を放つが、それはプレシアの前で阻まれ、逆にプレシアは手の平を魔導師達に向け、魔法を発動する。

「いけない、防いで!」

リンディがそう指示するが、すぐに紫の雷がモニターに映り、魔導師達は全員倒れてしまった。

「いけない、局員達の送還を!」
『りょ、了解です!』

リンディはすぐにエイミーに指示を出し、魔導師達をアースラに戻す準備を始める。
そんな中、プレシアは少女の入った筒に近づき、つぶやき始める。

『もうダメね…時間がないわ。たった十個のロストロギアでは、アルハザードにたどり着けるかどうか、わからないけど……
 でも、もういいわ。終わりにする。この子をなくしてからの暗鬱な時間も…この娘の身代わりの人形を、娘扱いするのも……』

「「っ…!」」

プレシアの言葉を聞いて驚く士となのは。さらに
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