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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第27話 『クラス対抗戦』 後編
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実として起こっている、ハイパーセンサーを通して見えるその事態を信じられずに居た。

オレ達より高度の高い上空に居た異形が、ドゴォン!という爆発音と共に両手を何か鋭利なもので切断され、空中でひるんだかと思うと――

異形の上空から放たれた『極太の赤い閃光』が異形を消し飛ばした。

あり得ない、そんな思いは一体何に向けられたのか。
攻撃してくるものだと思っていた異形が、異形の放つレーザー砲など比にならないくらいの閃光で消しさばされた事だろうか?
それとも、今自分達が見ている――ハイパーセンサーを通して見える、『先程まで存在すら感知できなかった』、遥か上空に浮かぶその存在を見てだろうか。
恐らく、両方だろう、何故ならば――

その異形を一撃で消し飛ばした存在は――オレが映像だけで見たことがある、竜面を被った文字通りの『バケモノ』。以前に悠とアリア、そしてセシリアを襲った

「<Unknown>――だと!?」

――悠のISと同じ姿をした、ソイツなのだから。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

何だ、どういうことだ――これは。
俺とアリア、そしてオルコットさんと篠ノ之さんは管制室のモニターを通して見えるそれを見て驚くしかなかった。
そしてそれは、織斑先生と山田先生も同じなのか、モニターを見たまま硬直し、驚愕の表情を作っていた。

何が起こったのか。
まず、アリーナ内部の3人が今アリーナの地面で真っ二つになっている残骸、つまりは異形を撃墜したこと。
それを確認して、俺達と先生達は全員それを確認した瞬間安心した。
これで後はアリーナのロックを解除して、3人を救出するだけだ。そう思っていたからだ。

しかし、状況は変化した。
撃墜に成功したと思っていると――無傷の『異形』がアリーナの上空に現れて、また砲撃を放ってきた。
状況は再び最悪を通り越して、絶望的にまでなった。
アリーナのロックは未だに殆ど解除されておらず、そしてシールドのレベルも4のままだ。
梓姫が突入に使用した緊急用のピット・ゲートも梓姫の出撃と同時にあの異形によりロックさてれしまった。

アリーナの内部の状況、それに対して俺達が出来る事は――無かった。
受け入れたくない現実だが、満身創痍といってもも3人が無傷の異形に対して勝てるとは、思えなかった。

管制室で慌てて声を荒げながら叫ぶオルコットさんに篠ノ之さん。
悔しそうにしながら眼を瞑っているアリア、そして――この状況で見ていることしか出来ない俺は、自分に対して怒りを感じた。

本来ならそんな事をすれば大変なことになるが、もう――無理矢理管理者権限でリミッターを解除、アリーナのシールドを破壊して
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