暁 〜小説投稿サイト〜
IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第24話 『乙女の悩み』
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「特上洋食ランチ大盛りに追加で増し増し、と後更に追加でコーヒー」
「こ、こいつよりにもよって学園の学食メニューの中で5本の指に入るくらいの奴を……! し、しかも大盛りの増し増しだとッ!?」
「男に二言は無いよなぁ一夏君?」
「わかった、分かったよ! くそう……この外道、鬼畜、鬼、女たらし」
「最後に何つった? おい一夏、お前ちょっと表出ろ、修正してやる」

そんなやり取りを後ろで見ながら苦笑いしている篠ノ之さんにオルコットさん、そしてアリアと梓姫。
今思えばメンバーかなり増えたよなあと思う。最初は俺とアリアだけだったのに。
きっと今後更に増えるんじゃないか、そんな事を考える。シャルロットも来るし増えるんだろうなあ。

ちなみにアリアはオルコットさんの隣や膝の上がお気に入りらしく、昼食を食べたりするときは大抵オルコットさんの隣か膝の上に座っている。
オルコットさん曰くアリア自身、あまり背は高くないので膝の上に置いてもちょうどいいくらいにフィットするらしい。

後、癒し効果だとかなんとか。うちの女子勢は昼食時などは大抵アリアの食事風景を見ながらニコニコしている。
そういえば、梓姫も『ああ、オレもわからんでもないなぁ』と言っていた。

ぐぬぬ、といいつつもちゃんと食券買ってくれて俺に手渡してくる一夏。
ほう、ちゃんと逃げずにやってくれたか。今度俺もジュースを奢ってやろう。
そんな事を考えながら今日も平和ですと心の中で言おうとしたら

「待っていたわよ一夏ッ!」

食券を買ってさて並ぼうか、そう思って皆でカウンターにお盆を持って並ぼうとしていたらそこに現れた一人の影があった。
食券を出すカウンターの通り道な丁度現れたのは、2組の転校生『凰 鈴音』さんその人だった。
しかし凰さん、ラーメン載ったお盆持ちながらドヤ顔するのはいいんですが、そこ邪魔です。ほら、アリア達だけじゃなくて後ろのほうの生徒達も睨んでるし。
ちょっと非常識じゃないかなあ、と俺は思う。

「のびるぞ」
「よお、鈴。カッコつけるのはいいがそこ邪魔だぜ? オレ達食券出せないしさ、ちょっと周りのこと考えような?」
「余計なお世話よ一夏ッ! う……梓姫。 わ、わかってるわよ。あんた達が来るのを待ってたんだから そ、そうよ……どうして早来ないのよ!」

一夏にのびるぞ、と言われた後に少しキツめの言葉を梓姫より受けてたじろぐ凰さん。
いや、梓姫の言ってることはごもっともというか正論だし、後ろの生徒達にも迷惑だったからその発言はいいんだが、ちょい梓姫、お前ドス利かせすぎ。

ただですら見た目と雰囲気が織斑先生に似てるせいもあってか、ちょっと怒気を込めて話したりすると結構ビクッとなる生徒も多いらしい。
梓姫自身も友人としての付き合いを始めてわかった
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