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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第23話 『「俺」と「オレ」』
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い。お前の言う通りだよ悠。少なくとも、オレは織斑一夏については仕事だから護衛する。だけど、お前達とは協力関係であり、そして普通の関係を持ちたいと思ってるんだがどうだろうか?」

「……俺としてはそれは構わない。というより、協力してくれるというのも嬉しいし、普通の関係というのも俺としては構わないとは思ってる――アリアは?」
「シキ、約束して――私にもうこれ以上変なことしない事。それから、ユウに私の時みたいに絶対変な事したり手を出さないこと、シキなら手を出しそうで怖いから」
「それは勿論だよアリア、何だ? アリアはオレが悠と特別な関係になるとか思ってるのか?」
「――やっぱり殺す」
「冗談だ冗談、いい友人関係や交友関係を持てれば良いとは今は思ってるさ、流石に昔みたいな奇行はしないよ。 それじゃあ改めてになるが、悠、アリアも――木篠梓姫だ、よろしく頼む」
「おう、よろしく頼む、梓姫」
「……よろしく。 シキ、まともになってると信じてるからね?」

そう言うと、俺達は握手をする。今後ともいい関係を築きたいとは思う。
少なくとも、変態的な行動は身内に沢山居るのでお腹一杯だが、聞く限り真面目にやる時はかなり真面目にやる奴みたいだし、多分比較的マシの部類なんだと思う。

それに……楯無の言っていた事と、俺達が追っていることの1つ、『亡国機業』についても気になる事はあるし、何よりも――

あの時の襲撃者の正体と、そして奴が言っていた、俺が聞き逃したあの言葉。俺が撃墜された後一体何が起こったのか。
とにかく謎は多かったし、それを知りたいとも思った。
そしてその先に、何かがあるんじゃないかとも俺自身思っていたから。

そんな難しい事を抜きにしても、俺は――梓姫とはいい関係になれると、そんな気というか、確信があった。

「所で、悠にアリアも、お前ら昼飯は食ったのか?」

その言葉で俺とアリアはすっかり忘れていたが、思い出すことになる。
一夏達に食堂に先に行ってくれと言ったままで何の連絡もしていなかったのだ。

「まぁ、オレも釈明あるし、改めて自己紹介もちゃんとしたいし? とりあえず一緒について行ってもいいか?」

そんな話が梓姫からあり、3人で食堂へと急行することになる。
到着して、一夏達、と一緒に居た凰さんは俺とアリアが梓姫と一緒に居るのを見て何やら驚いていたようだが、ちゃんと梓姫が釈明した後に真面目に自己紹介をしていた。

一夏達も凰さんもそれでちゃんと理解を示してくれたようだ、というか篠ノ之さんは同じ剣道をやっているという事で梓姫とは話が弾んでいた。

こうしてまた、俺達の中に新しい仲間と言うか、友人が一人加わった。後に、俺にとってはかけがえのない存在となる梓姫という『少女』が。

最近色々あったが、久し
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