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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第23話 『「俺」と「オレ」』
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「……シキ、もしユウに何かしたり私の時みたいに変態的な行動を取ったら――貴女を殺す、それだけは絶対に許さない」

アリア、ちょっと落ち着こう。過去の件で色々思うことはあるんだろうけど、少しは落ち着いて欲しい。
冗談抜き手今のアリアならISを起動させて梓姫に襲い掛かりかねない、そう俺は思った。

「おお、怖い怖い。アリアのそういう所は何度でも言うがオレは嫌いじゃないぜ? 安心しろって、少なくとも昔みたいな事はしないさ――オレはな、まあ自分自身が色々あって変わったというのもあるが……アリア、お前の話とユウの話を聞いて、興味を持ったんだよ」
「俺とアリアの話?」

「ふふっ、あんまりオレをナメてくれるなよ? これでも一応そこそこ名前は通ってる自身はある。蘭西国企業連の結成に、2人目の男性操縦者。そして蘭西国企業連所属になっていたアリア、最初オレが興味を持ち始めたキッカケはこれさ。『どうしてあのアリアが企業に所属しているのか』、そして『隣に居るあの男は誰なのか』ってな。最初はそんな些細な興味で、だけどずっと気になっていた。そして今日確信したよ、昔のアリアなら今朝教室に入ったときに見たあんな表情はしない。なら、アリアを変えたのは何だ? そう、お前だよ――悠 つまり、オレはお前と言う存在と今のアリアを知りたいと思った、見てみたいと思った。 今朝の発言については流石にオレも興奮のあまりかなりぶっちゃけた本音が出てしまったけどな。本当はあの場で悠にも心奪われたと言いたかったんだが」

「おい、マジでやめろ。というかやめて正解だわ。あの場でそんな事を言えば確実に学園で暴動というか、とてつもなく恐ろしい何かが起きる」
「だろうな、オレも自己紹介した段階でそんな予感はしたから自重したさ。まあ今朝のは、再開したアリアへの挨拶代わりとでも思ってくれればいい」

プチン、と何かが切れた音が聞こえた気がした。
大体予測はできたけど、俺は恐る恐るアリアを見た。

つまりは、そう梓姫が言うと、とうとうニコニコしながらゆらりと動いて梓姫に近づこうとするアリア。
おいおいまさか、予想はしてたけど完全にキレてんじゃないだろうな!?
そして、不味いと思った俺はアリアを後ろから羽交い絞めにして押さえ込む

「離してッ! 離して悠ッ! 私はシキを一発殴る、ううんミンチにしなきゃ気がすまないのッ!」
「落ち着けアリア! 気持ちは分からんでもないがそんな事をすれば織斑先生に粛清されるぞ!?」
「覚悟の上! シキに私は汚されたの! あの発言のせいで絶対誤解してる人も居ると思うから、ここでその原因を絶つ! むしろただの世界の歪みっていうか汚点だから粛清してやるー!!」

というか、後半辺りから完全に半泣きだった。
そんなにあの一件がショックだったのか。ま
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