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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第23話 『「俺」と「オレ」』
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場は絶望的、こちら悠、一夏に篠ノ之さんにオルコットさん、救助を請う。

だが現実とはやはり非情である。一夏や篠ノ之さんに助けを求めて視線を送ったらあからさまに視線を逸らされた。

オルッコトさんだけは少し迷っているような感じはあったが、苦笑いしているだけだった。
アリアがガチ泣きしてるし、多分それで何かしようとしてくれたんだろうなあ。

他の2人と違ってそんな素振りを見てくれただけでも俺は嬉しい。ありがとう、オルコットさん。気持ちだけでも俺は嬉しいです。
ひとまず、救助は期待できないので行動を起こすことにしよう。

「あー……木篠?でいいんだっけか。 色々言いたいことはあるんだが……アリアと知り合い?」
「ん? ああ――そうだな、知り合いといえば知り合いだ。 なんならアリアにでも聞いてみたらどうだ?」

そう言われて俺は未だにガッシリと背中にしがみ付きながら隠れているアリアを見る。
まだ涙目だし、知り合いって言うけど本当に知り合いなのか、アリアのこれを見たら疑わしくなってきたぞ。

「アリア、ああ言ってるけど?」
「知らない あんな人知らない――私の知り合いにあんな重度のストーカーで変態は居ないよ!」
「おいおい、酷いなあ――あの時はあんなにオレとお互いを確かめ合ったじゃないか」

は?何を言ってるんだコイツは。お互いを確かめ合った?それはつまり――そういう事なのだろうか?
落ち着こう。そうだ落ち着こう俺、冷静になれ。つまり――アリアと木篠はそういう関係なのか?
ふむ、これは大変だ。急いでフランスと企業に連絡しないとな。

「誤解を招く言い方しないでッ! ユ、ユウ?違うんだよ? あの人が勝手に……」
「アリア……疲れてるんだよお前は。一度学園に休学申請してフランスに帰ろう?――そしてエディさん入れて家族会議な」
「だからッ!違うの、違うんだって! もぉやだよぉ……えぐっ、ひぐっ……」

とうとうアリアが完全に泣き出してしまった。おいちよっと待て、これじゃまるで俺が泣かせたみたいだろ!?
そし俺に集まるクラス全員と先生の視線、いや、俺じゃ無いぞ? 俺はアリア泣かしてないからな!?

「月代」
「織斑先生、先に釈明しますがアリアを泣かせたのは俺じゃありません」
「知っている。1つ聞くが……お前、木篠とは知り合いか?」
「違います――まあ、話くらいなら聞いてましたけど会うのは今日が初めて、初対面です」

そうか、と先生は一言言うと、ため息をついて言葉を続けた
織斑先生……心労、お察しします。

「木篠……とりあえず、何か言いたいことはあるか? 転校初日にいきなりこれだけの事をやらかして、そしてローレンスを泣かせたんだ――無論、覚悟はあるんだろうな?」

その言葉と共に最終兵器という名
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