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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第22話 『2人の転校生』
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――IS学園 そんな異邦の地の学園に現れる 一人の少女とそしてもう一人、信念を貫く少女が居た。
――少年達は二人と出会う 2人と出会い、絆が生まれる。
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俺が楯無との話を終えた翌日の放課後、IS学園の食堂ではいつもより多くの人だかりができていた。
その理由は、『一夏のクラス代表就任パーティー』だった。
事の発端は、布仏 本音さん。一夏が代表に決まり『おりむ〜が折角代表になったんだし何かやろ〜』と提案したのが始まりだった。
その提案に対して1組の女子の大半が賛同し、じゃあ代表就任祝いをやろう という話になって今に至る。
「というわけでっ、織斑君! 色々あったけどクラス代表おめでとうっ!」
「これから頑張ってね!おめでとー!」
次々におめでとう、おめでとうという言葉が一夏に降りかかる。その姿を見て俺は一瞬、フランスに居た頃に『アレックス』に見せられた終わり方が結構衝撃的なロボットアニメを思い出す。
確かアレックス曰く、あのアニメは社会現象にもなったとかならなかったとか、まあ当時の俺はそれを見ながら苦笑するしかなかった訳だけど。
そして、そんなおめでというという言葉を掛けられる一夏に対して俺も声を掛ける。
「おめでとうっ……おめでとうっ……一夏、本当におめでとうっ……!」
「その言い方をやめろ悠ッ! どう見てもそれ最近流行ってる賭博漫画のあれじゃないか! 逆にそれ聞くと不安になるわ!」
「やっだなぁ一夏君、俺は心から祝福してるんだよ?――お前が面倒な事全部持っていってくれたことを」
「あ、テメエ今本音を出しやがったな……なあ、今の最後の言葉本音だよな!?」
「記憶にございません」
「ぐっ、ぐぬぬ……政治家が都合の悪い時に逃げる手口なんて使いやがって……!」
そんなもはや恒例となった俺と一夏の漫才とも呼べるやり取りを見て笑い出す1組女子一同、アリアに至ってはまた爆笑している。
うむ、ウケがいいようで何よりだ。IS学園には学園祭もあるらしいし、何なら一夏と組んで漫才でもやってみるか? 等と考える。
ちなみに、俺の相棒もアリアのブラッディアも完全修復が完了した。よって、もう問題なく全力で動かせるようにはなっている。
まあ一夏も色んなこと経験したほうがいいとは思うし、そう考えれば今回のクラス代表というのはかなりいい機会でもある。うむ、よかったじゃないか一夏
よく見ればというか、まあ場所が食堂だし仕方ないのかもしれないが1組だけではなく2組の子や他学年の子も今この場に居る。
なんだかんだで皆お祭りが好きなんだなあと心の中で思うと同時に、プレッシャーを与えられている一夏に合
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