暁 〜小説投稿サイト〜
IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第22話 『2人の転校生』
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制御に慣れていないのか、不安定さはあったが遠距離からの一方的な砲撃、オルコットさんはマルチタスクがまだできないらしく動きが止まってしまうが、8基のBT兵器を問題なく操作して一夏への集中砲火。
で、一夏がやっと近づけたと思ったらブラスターモードでの収束砲撃、オルコットさん本人も色々反省していたらしいが一夏はかなりトラウマになってしまったらしい。 まあ、それでもちゃんと毎日特訓には一番乗りで来てるんだけど、アイツ。
そして現在、朝のSHR前、俺達は時間もあるということでいつものメンバーにクラスメイトと雑談をしていた。
「そういえばつっきー聞いた〜? 2組に転校生が来たらしいよ〜」
「ああ、噂されてた転校生?とうとう来たのか」
ちなみに、布仏さんは俺のことを『つっきー』と呼ぶ。
最初は呼び捨てでもなんでもいいと言ったのだが、『語呂が悪いんだよ〜』と返された。そして考えたのが『つっきー』らしい。
俺としては別にどう呼んでもらっても構わなかったので了承したのだが、今思えばどこかこそばゆい感じはする。
「うん、こないだ2組の友達から聞いたんだ〜」
「へぇ……一体どんな奴なんだろうな?」
「でもおりむ〜にはフリーパスの為に頑張ってもらわないとね〜?」
布仏さんがそう言うと、周りのクラスメイト達も『そうだよ、頑張ってね織斑君!』とか色々言ってる。
凄い不純な理由なんだけどわからなくもない。一夏、すげえプレッシャーなんだろうなあ と思う。
「いーちかくんっ」
「な、なんだよ悠気持ち悪い」
「いやぁ、私もフリーパス欲しいなぁー なんて」
「とりあえずお前その女声やめろ! マジで背筋がゾッとするわ!」
「いや、冗談なんだけどな? まあ切実にフリーパスは取って欲しいんだわ 個人的にも食費浮く所あるし―― 後、アリアがすげえ殺意の波動全開にしてるし」
そう、アリアはオルコットさんの事に試合の件、襲撃者の件と色々あったせいで失念していたが 『半年フリーパス』の件を思い出した瞬間、それはもうこの世の終わりか という程に絶望していた。
あまりにも落ち込んでいたので自販機で飲み物でも買ってきて話を聞いてやると、どうやらアリアも女の子なのかフリーパスは結構ガチで欲しかったらしい。
一夏を鍛える、という理由に変わりは無いがそれを思い出した瞬間アリアの目的に追加されたのは『フリーパスを織斑君に取らせる』と言うことだった。だから俺以上にスパルタしていたのかとふと思う。
「織斑君……」
「は、はいっ」
「フリーパス……信じてるからね? もし取れなかったら――放課後の特訓でブラッディアの最大加速で時間いっぱい織斑君を追い回す。そしてそこにユウとセシリアも混ぜて集中砲火の刑にする。慈悲は無い」
「俺もかよ……」
「ア
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