暁 〜小説投稿サイト〜
IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第22話 『2人の転校生』
[9/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
……?」
「良くぞ聞いてくれたねッ! 平常時は遠距離からの『狙撃』を基本としているが、ブラスターモードは遠距離からの『収束砲撃』での砲撃を可能にしているんだ。その威力はお墨付きだよ? さっきユウ坊の機体を参考にしたっていうのは『収束砲撃』っていう点。一応ライフルモード同様でカートリッジ式にはしてあるけど、ブラスターモードはエネルギー消費が尋常じゃないから、扱いと使うタイミングだけは注意が必要かな」

今度こそオルコットさんが頭を抱え始めた。いや本当、主任自重してくださいよ……この調子だとシャルロットの機体もゲテモノなのは確定なんだろうなあと思いつつも俺は内心でため息を吐いた。

「まあ、結論から言えば慣れは必要だと思うけどそこは頑張って欲しい。 マルチタスクやらBT偏光制御射撃(フレキシブル) をすぐにやれるとは思ってないよ。そこはまあ、今後のオルコット嬢とその機体に掛かってるとは思う どうかな、気に入ってもらえたかな?」
「色々思うことはありますが――ですが、気に入るというよりは愛着……そうですわね、愛着が更に強くなりました。 ありがとうございます」
「それは何より、それじゃあその機体とも仲良くしてやってくれな。 ユウ坊、アリア嬢、ひとまず私はこれで本社に戻るけど、シャルロット嬢に伝言とかある?」
「あー……じゃあ俺からは 『あんまり毒されないように お兄さんは心配です』と」
「ん……じゃあ私からは――『私達は元気だから、あんまり暴れないように』って」

「ん? なんだかよく分からん伝言だが――まあわかった、伝えておくよ それじゃ、また会おう3人とも!」

そう言うと主任は実に満足そうに帰っていった。そしてそれを確認すると、アリアが口を開いた

「セシリア」
「何ですすの?アリアさん」
「……これから大変だろうけど、頑張って?」
「え?」

その意味をオルコットさんは近いうちに身をもって味わうことになるんだろうなあ、ああ……とうとう俺達と織斑先生の苦悩の理解者が増えるのか……俺は、そんな事を考えてしまった。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

そして数日が経過した。この数日間であったのは、少し色々あったせいで遅れていたが、俺が篠ノ之さんとの同室じゃなくなって、当初の予定のアリアとの同室になったことくらい。 
俺と入れ替わりで篠ノ之さんと同室になった一夏は何やら昨日騒がしかったが、何かあったんだろうか。

主任がフランスに戻ってからは本当に平和になったと思う。ただ、やっと自分の愛機が戻ってきたということで一夏との特訓で『アブソリュート』を使用してアイツと模擬戦をしたときはもう酷いの一言だった。

流石にまだ機体の
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ