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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第22話 『2人の転校生』
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示される。
「こっちがメインと言っても過言じゃないかもしれないね。事情を知ってるから言うけど、ブルー・ティアーズの主力兵装として搭載されていたスターライトmkIII、見せて貰ったけど破壊されたんだよね?」
「ええ……あの時は無我夢中でかなり無理な使い方をしていまいましたから……」
「大破してたねえ。というか、修復自体不可能のレベルだったからね――だから、元々の設計データを基に新しい主力兵器を製作したんだ。いつも君がスターライトmkIIIを展開してるのと同じ感覚でいいから展開してみてくれ、名は―― 『ブリューナク』"撃ち貫く者" という」
そう言われて、オルコットさんは一瞬集中したかと思うとその右手にはたスターライトmkIIIに追加兵装をつけて、大型化したような大型レーザーライフルが握られていた。
「これが――『ブリューナク』」
「うん、そうだよ。それを開発するにあたってまた参考にしたのはユウ坊のIS、"Tempest_Dragoon"に搭載されてるライフル<インフェルノ>。といってもコンセプト崩しちゃうから一部だけ参考なんだけどね、まずその武装だけど、前のスターライトmkIIIと比べて、威力・弾速・扱いやすさ、まあ簡単に言えば全体的に使いやすくなって強化されている。エネルギー使用量が多いのはまあ仕方ないんだけど、その武装にはきっとオルコット嬢が望んでいたものと、そして私達からの贈り物が搭載されている」
「私が望んでいたもの、ですか? ――まさか」
「君はずっと『実弾装備』が欲しかったんじゃないかな? だから、その『ブリューナク』は通常時のレーザーライフルとしての射撃と、拡張領域に入っている専用の実弾を装填することで『実弾での狙撃』も可能にしている。この理由としては、エネルギー節約って意味合いが大きいかな、ただですらレーザーイフルとBT兵器で私達が頑張ってもあんまり燃費よくならないんだから、その問題を緩和する為に搭載したのが『実弾での狙撃を可能にした』ってこと」
「私としてもそれは望んでいましたから……本当にありがとうございます?」
「何を勘違いしてるんだい?」
俺とアリアはもう逃げ出したかった。
完全に嫌な予感がした。先程主任は 『私達からの贈り物』 と言ったのだ、その時点でもう逃げたい。
頼むからもう帰らせてください。帰って大人しく食堂でアイスでも食べながら雑談させてください。 無理ですよねぇ……
そんな俺とアリアの心情など気にすることなく、今までで一番楽しそうな笑顔を浮かべると主任は言葉を続けた。
「最後に、私達からの贈り物だ――喜んでくれると嬉しい。 その『ブリューナク』は、平常時のライフルモードに加えてもうひとつモードを持っている。それが…… 『ブラスターモード』だ」
「ええと、一体それは
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