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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第22話 『2人の転校生』
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いやあ、頑張った甲斐があるってもんだ。 イギリスと学園から最新のオルコット嬢のデータを集めてきて、そしてアリア嬢の時もそうだったが私達で考えれる限りの、君に最もあっていると思われるものを作りたかったんでな。 どうだい?違和感とかあるかい?」
「全くありません――これが、私の『分身』……」
「嬉しいねえ、ISを本当の意味で自分のことように大事にしてくれる奴なんて、そんなに多くないからね。こっちとしては満足してもらえてるならもう満足だ。 さて……機体の説明に入ろうか」

本当に嬉しそうに笑いながら、主任は俺達にも見えるように大型のウインドウを展開すると、説明を始めた。

「まず、オルコット嬢。君はデータを見る限り 完全な遠距離タイプ だろう。だから私達がコンセプトにしたのは『ロングレンジにおける高機動射撃機体』、そして『後方からの味方への援護とサポート』だ、そしてその上で製作したのがこれだ」

そう主任は言うと、大型のスクリーンウインドウに『アブソリュート・ブルー』の兵装一覧を表示した。

「最初に見た段階で分かったとは思うが、搭載されているBT兵器――名前は元々の名前から取って『ティアーズ』という名前にしたのだが、ただのBT兵器ではない」
「ただのBT兵器ではない……と申されますと?」
「従来のBT兵器より結構大きくなってるでしょ? BT兵器に元々あった機体の推進力をサポートする能力を強化する為に小型スラスターを一回り大きくして、そして重量の規定を超えないラインでBT8基全てに搭載している。だから機動力、加速力、そして安定力は従来より遥かに跳ね上がっている。まあアリア嬢やユウ坊、後見せてもらったが『織斑一夏』の白式の最大加速には及ばないが、それでも3世代の中では間違いなく最高クラスの機動力が実現できる。そして今の理由と大型化にあたり射撃の威力を上げたから、BT兵器自体の1基1基の射撃威力もかなり向上している。多分最初は慣れるまで時間がかかるかもしれないけど、まあ使いやすくはなってると思うよ?」

オルコットさんは主任の話を真剣に聞いていたが、俺は思った。主任が自重したと信じた俺が本当に馬鹿だったと。

いや、機体の強化は分かる、改修も分かる、そしてそれがオルコットさんのためということも重々承知している。だけどやっぱり『主任は一切手加減してない』のだった。
やはりゲテモノというかかなり凄いものができちゃったんじゃないかなあ……

「完全に特化という事にする為に従来2機あったミサイル搭載型のBT兵器は撤廃させて貰った。そして『インターセプター』も排除した。だけど安心して欲しい――今のBT兵器もそうだが私の自信作はもうひとつあるんだ、次はこれだね」

そう主任は言うとパチンとまた指を鳴らすとスクリーンウインドウに別の画面が表
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