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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第22話 『2人の転校生』
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いうことで……心よりお礼申し上げますわ、ありがとうございます」
「おう、これはご丁寧に――ネクスト・インダストリー社研究開発部主任、アラン・グランヴァルだ。うちのユウ坊とアリア嬢が世話になってるな、オルコット嬢」
「いえ、お世話になっているのはこちらのほうですわ、いつもいつも、特にアリアさんには頼りっぱなしで」
「わっはっは! 謙遜する事はない、そして私は礼儀正しい子は嫌いじゃないよ?――さて本題だ、恐らく2人も気になってるんじゃないかな? 焦らしても面白くないしきっとユウ坊に全力でスルーされるだろうからな さあ、これが――」
こで言葉を切ると、主任はニヤリと不敵に笑いながら右腕の指をパチンと鳴らした――すると、主任の横に現れたのは、銀色で、ダイヤの形状をした物体だった。恐らく、あの中に入っているのだろう。
「これが、君の新しい『力』であり、生まれ変わった君の分身―― 『アブソリュート・ブルー』"完全なる蒼" だよ」
俺達は、主任が指を鳴らすと同時に現れたそれに目を奪われた。
そこに在ったのは――『蒼』 純粋に蒼一色の、外観の変化した『ブルー・ティアーズ』だった。
だが、既にその『蒼』はブルー・ティアーズではなかった、外観が大きく変化してるためだ。
パッと見で分かる、元々ブルー・ティアーズの非固定浮遊部位として背面にあったものを従来より大型化した8基のBT兵器、改修前よりは確かに一回りほど大きくなっているがスマートなデザインを失わない外観。
ただ美しい、見ただけでそう思えるような『蒼』がそこに存在した。
しかし、外観はBT兵器が増えていて一回り大きくなってるくらいで、つまり『外観』だけが変わっているように思えるんだが。他には何もないようだが……まさか、それだけなのだろうか?ということは主任は『真面目に自重』したのだろうか?
オルコットさんは、その『蒼』を、己の分身を見て言葉を失っていた。そんな彼女を見た主任は嬉しいそうに うんうん と頷くと説明を開始した。
「さてそれじゃあ、オルコット嬢。早速だけど機体を使ってみてくれる?」
「は、はいっ――」
緊張しているのか、オルコットさんはゆっくりとその『蒼』に一歩ずつ近づくと、機体に触れて、一言だけ言葉を放った
「また、私と――私と飛んでくださいますか?ブルー・ティアーズ――いいえ……『アブソリュート・ブルー』」
すると、その言葉に反応したみたいに、まるでその『蒼』が彼女こそが自身の真の主だとでもいうように―― 一瞬光ったと思うと、そこには『蒼』を纏ったオルコットさんが居た。
「すごい……まったく違和感がありませんわ、まるで、まるで――ブルー・ティアーズの時と同じ、いえ……それ以上に馴染んで、本当に『私自身』のようですわ」
「
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