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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第22話 『2人の転校生』
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後使えないし一般生徒も立ち入り禁止だ。 とりあえず行って来い ああ、後――何があっても精神的なストレスで体調など崩すなよ?」
「善処します……」

先生の会話を終えると、先生自身もどこか疲れたようにこちらを見ながら『ちゃんと戻って来いよ、決して毒されるなよ』とだけ言うとため息をつきながら教室を出て行った。
織斑先生……気を使って頂けるのはありがたいんですが、多分もう手遅れです。 俺は心の中でそう思うと、 はぁ… と再びため息をついた。
ひとまずは久しぶりに主任に会いに行こうか、そう思うと一夏と篠ノ之さんに事情を説明して第三アリーナへと向かった。

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一夏と篠ノ之さんの事情を説明すると、なんというか凄く同情されているような視線とともに

『悠、ローレンスさん、セシリアも……生きて戻って来いよ?』
『武運を……無事を祈っているからな』

と、かなり真剣な目で言われた。もう完全に死地に送り出す兵士みたいな扱いで。
後、一夏はオルコットさんのことを『セシリア』と呼んでいる。まあそれには色々理由があって、俺も呼び捨てで構わないと言われたんだが、その時に
『自分の名前は同姓ならともかく、異性は特別な人じゃない限り呼ばせちゃいけません』
と言うと、俺はオルコットさんに今までどおりオルコットさんと呼ばせて欲しいと言った。 
彼女自身、一夏に対してはまだ恋慕の念ではないだろうけどやはり思うところがあるんじゃないかなあと思う。

さて、期待と不安と極限の絶望と覚悟を持って第三アリーナにやって来た。そしてアリーナの中へと入ると、そこには懐かしくも見覚えのある姿があった。
あの白衣にオールバックにしている黒髪、無精髭にどこか威厳を漂わせるような目つき、間違いなく主任だろう。

「お久しぶりです、主任」
「主任、お久しぶり――<スカイ・アクセラレータ>、報告でも話したと思うけどかなり調子いいよ?」
「おお、久しぶりだなあユウ坊にアリア嬢、電話や報告では何度か話していたがこうして会うのはIS学園に入学する前以来か――いやはや、2人ともちよっと見ないうちにいい顔するようになったな それで、そちらのお嬢さんが?」

こちらに振り向いて笑いながらそう言った後にオルコットさんを見ながらそう言う主任。そういえば、オルコットさんも主任も会ったことは無かったんだっけか。

俺とアリアが紹介しようとするが、オルコットさんがそれを制止して一歩前に出るとはたから見ても完璧といってもいい仕草で謝辞を述べながら一礼した

「初めまして、イギリス代表候補生のセシリア・オルコットと申します 今回は私の『ブルー・ティアーズ』を改修して頂いたと
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