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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第22話 『2人の転校生』
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でだろうか? アリアは結構楽しみにしていたみたいだし、なら俺が悪いのかなあ。
楯無についてはまったわからん。というより昨日知り合ったばかりの奴だしなあ、むぅ……何だ?俺は一体何をした?

そんな『本当は意味の無い思考』を続けている俺に対して、一夏も篠ノ之さんもオルコットさんも、そしてその場の全員もただただ俺をジト目で見ていた。

その後、一夏の歓迎会が終わった後に部屋に戻ると、1時間ほど篠ノ之さんに説教をされた。まぁ……『そう振舞っている』俺が悪いんだろうし、俺にも自覚はあったからそう言われても仕方は無いかないう気持ちはあった。

少なくとも、俺はアリアに対しても恐らく楯無に対しても――異性に対するソレは持っていない。 ちゃんとした気持ちも覚悟も無いのに、傷つけたり心の奥に入り込んだり、そんな事はしちゃいけないと、思ったから。


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その翌日の放課後、いつも通り一夏の特訓をしようかと思い、机を立ちアイツに声を掛けようとした。だだかしかし、それは叶わなかった。

「月代、ローレンス、オルコット」
「はい?」
「何でしょうか、織斑先生」

先生に呼び止められて、俺たち3人は先生のところに行くとどこか先生は疲れた顔をして、用件を話し始めた。
そしてその用件はとうとう俺とアリアが恐れていたというか、できれば避けたかった事だった。

「まず、月代とローレンスだ。 今朝方にも話したと思うが学園の寮部屋の修正が終わった、よって部屋割りを変更したので余裕のある時でいい、移動するように――月代はローレンスと同じ1026号室だ、そしてこれが部屋の鍵だ、無くすなよ?」
「ありがとうございます、織斑先生―― 一応篠ノ之さんには話だけはしてあるので、一夏の特訓が終わった後にでも移動します」
「あー……それなんだがな、お前達のやっている織斑の特訓は恐らく今日は無しだ」

「は?」
「え?」
「どうしてですの?織斑先生」

「ああ、単刀直入に言えば……ほら、あれだ――近日中に来ると話していたアラン・グランヴァル主任が来ていてな、今第三アリーナに居る」

俺とアリア、そしてオルコットさんはその言葉を聞いてため息をつくと同時に『とうとうきてしまった(のですね)……』と呟いてしまった。
なんというか、主任が 近いうちに来るよー とは言っていたので覚悟はしていたんだがまさかこんなに早いとは思わなかった。

「ええと、織斑先生……オルコットさんの専用機、『ブルー・ティアーズ』の件でですよね? 主任が来ているのは」
「ああ、その通りだ。 完成した現物も持ってきて、今アリーナで最終調整をている、なので今日はアリーナは放課
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