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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第22話 『2人の転校生』
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掌。

さて、ふと視線をそらせば篠ノ之さんとアリアにオルコットさんといえば同じテーブルでパーティー用に用意されたオードブルやサンドイッチを頬張っている。
アリアはオルコットさんより少し背が低いため、ちょこんとオルコットさんの膝の上に座りながら『もっきゅもっきゅ』とサンドイッチを食べる姿はなんというか、完全に凶器だ。主に対精神攻撃用の。

唯一の救いは、今布仏 本音さんは一夏のところで会話をしているということだ。もしあそこに布仏 本音さんも居て2人で『もっきゅもっきゅ』等されたらきっとここに居る全員は壊滅確定だろう。間違いなくここが血の海になる。

既に今のアリアのあれだけでクラスの女子が

『お、お姉さまぁぁあああ!! ハァハァ……』
『オルコットさんが羨ましすぎる――ゆずってくれ たのむ! ころしてでも うばいとる』
『写真班、何やってんの!シャッターの弾幕薄いよ!』

等と騒いでいる。もう完全にアリアは慣れたのか、それを放置しながらオルコットさんの膝の上に座りながらサンドイッチを頬張り、時折篠ノ之さんとオルコットさんと会話をしていた。
いやあ本当アリアも耐性ついたなあ。元々あの『へんたいたち』も居たからある程度の耐性はあったんだろうけど、学園に来て更に耐久値が上がっている気がする。

そんな囃し立てられる一夏と、女子3人組を見ながら俺は『自分にとばっちりがこなくて本当よかった』と思うが、実はこの後全力で後悔することになる。
暫くそんな就任祝いを楽しんでいると、生徒達の人だかりを?き分けて一人の人物がこちらにやってきた。

「はいはーい、新聞部でーす。 話題の期待の新人、織斑一夏君にインタビューしに来ましたよー」

すると一気に盛り上がる周囲の女子一同。確かにこれは盛り上がってきた、俺としても面白い展開だ―― 一夏を弄れるからな。

そうして、名刺らしくものを押し付けられてひたすら多くの質問をされる一夏。
いやあ見ていて面白い、そんな事を思いながらニヤニヤしていると、俺は背後から声を掛けられた。

「楽しそうね、月代先輩?」
「なんだ、『楯無』か 君も一夏の歓迎会の見学か?」
「ええ、そんなところかしら――おねーさんとしては、別の理由もあるんだけど」
「ん? 別の理由……? 何かあったのか?」
「何でも無いわよ、ふふっ」

ニコニコしながらそう言う楯無に対して俺は頭の上に疑問詞を浮かべるしかなかった。
やけに機嫌もよさそうだし、どうかしたのだろうか? ああ、彼女もこの企画を楽しんでいるのか、納得。

そんな会話を俺は楯無としていたのだが……気がつけば、全員、無論一夏やオルコットさん、篠ノ之さんの目も俺のほうを見ていた。
新聞部の確か、黛さんだったか、彼女も唖然としてこちを見ているし、何
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