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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第21話 『嵐の後の静けさ』
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葉は最後まで続かなくて、その言葉はグラウンドの地面に衝突して大きなクレーターを作った一夏によって遮られた。それを見て先生は「何をしている……」と呆れながら言う。
一夏は上空から急降下、そのまま『一切速度を落とさず』に急降下したことによりグラウンドに頭から直撃、つまり人間ミサイルだ。人間ミサイルとなった一夏がグラウンドに墜落して、そこに大きなクレーターができた。
そしてそこからなんとか立ち上がると一夏の白式が強制解除、俺と先生は顔を見合わせると はぁ… とため息を吐いた。
「一夏……時々俺、お前のこと凄いと思うわ、いろんな意味で」
「この馬鹿者が……誰がグラウンドにクレーターを作れと指示した……授業が終わったら埋めておけ それと、次は武装の展開と収納の実践だ、もう一度ISを展開しろ、いいな」
「すみませんでした……」
先生に謝ると再度白式を展開する一夏、しかしまあ……あの穴埋めるとなったら結構大変だぞ。仕方ない――友人のよしみで終わったら手伝ってやるか…… そう俺は思うと、再び授業に意識を傾けた。
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一夏の墜落事故、と言うとまるで一夏が死んでしまったみたいなので一夏の墜落騒動から何日か経過した。そして現在は一夏の訓練が終わった後、俺は寮に戻るために道を歩いていた。
今日まで欠かさず、一夏は放課後俺達の特訓を受けているがやはり一夏は飲み込みがかなり早い。その日教えたことを翌日にはほとんどできるようになっているくらいには飲み込みが早い。
といっても、近接技術じゃアリアには勝てないし俺との模擬戦もそもそも俺が一夏の得意な戦闘方法をさせてないから勝ってはいるが、特訓を始めた頃と比べたら今の一夏は既に月と鼈、違うな、なんというかとにかく差がある。
本当にどこまでも強くなる可能性を秘めている、と俺は再認識。きっと近い未来で俺も圧倒されるんだろうなあ
そういえば、昨日休み時間に布仏 本音さんから聞いた話だがどうやら2組とうちの組に転校生が来るとかいう話があるらしい。
この時期に転校生ねえ、何かあるんじゃないかと考えてしまう俺が居る。 先日の襲撃事件、謎の襲撃者、そんな事があって自身の警戒心が強まっているというのもあるんだろうが、それを抜いてもなんというかちょっと怪しい。
考えてもみよう、1年の……いや俺は18だけど。1年のこんな時期にいきなり転校生が来るだろうか?それも2人、それも2人だ。 大事なことなので2回俺は思った。
なんというか作為的と言うかなんというか、そんなものを感じられずには居られなかった。
後、転校生のこともそうだが近いうちに主任がこっちに来るらしい。こないだオルコ
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