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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第21話 『嵐の後の静けさ』
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「よし、2人とも展開したな――飛べ」
その支持が下された瞬間、俺はエネルギーウイング<ハイペリオン>を広げ、同時にメインスラスターの推進力を一気に稼動させると即座に飛び上がる。数秒もすると、先程まで立っていたグラウンドが小さく見える。
一定の高度で停滞すると、俺は『相棒』に対してまだちゃんと言ってなかった言葉を心の中で言った
『『相棒』、ありがとうな――あの時お前が俺を庇ってくれなかったら俺はどうなっていたかわからない。 ちゃんと礼いってなかったからさ……ありがとう』
そう心の中で言うと、どことなく嬉しそうに機体の鼓動が激しくなる、それを聞いて俺は苦笑すると『次は負けないからさ』と思う。
そして暫く空中で待っていると、下のほうでフラフラとしていた一夏がなんとかこちらまで上ってきた。
「重役出勤お疲れ様です一夏君、いやはやここで既に3分くらい待機してたんだけどこの時間どうしてくれる?これは謝罪と賠償を要求しなければならないね? 主にお前の昼飯で」
「そんな事言われてもなあ、俺お前らの特訓受けてるけどまだ上手くIS扱えなくてさ――というよりまた昼飯か!?お前昼飯好きだな!?」
どんな状況においてもちゃんとツッコミだけは返す一夏――流石、俺の見込んだ男だけある。 そんなどうでもいいことを考えていると、織斑先生から通信が入る。
「よし、それでは月代、織斑、急降下と完全停止をやってみせろ、どちらからでも構わん」
「それじゃ、俺から行きますかね お先に、一夏」
「お、おう」
俺は背中の<ハイペリオン>を展開するとそのまま最大速度でグラウンドへと急降下、そのまま織斑先生が指示した10センチのところで<ハイペリオン>のエネルギーウイングを展開解除するとその場で停止した。
「ふむ、流石は元フランス空軍兵というだけあって空と飛行についてはエキスパートか――指示した10センチジャストといのも素晴らしいが、動きに特に無駄がないのも評価できる。 だが、多少まだ動きに違和感があるな、精進しろ」
「はいッ!ありがとうございます!」
織斑先生は うむ と一言言うと、グラウンド上空に居る一夏に対して檄を飛ばした
「織斑!今度はお前の番だ、指示されたようにやってみろ!」
「は、はい!」
そう一夏が言うと、先程俺がやったように恐らくだけど最大速度で降下して来る。おお、一夏の奴まさかあの速度で完全停止するのか? そう思っていたが一夏は一向に速度を落とす気配がない、あれ……まさか
非常に嫌な予感がする、できれば当たって欲しくないというか、下手したら俺にまでとばっちりがくる可能性があるからできれば外れて欲しい予感が。
「先生」
「……言うな、恐らくお前と同じ事を――」
先生の言
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