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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第21話 『嵐の後の静けさ』
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者全員に通達して援護を要請しろ!なんとしても娘を、シャルロットを抑えるんだ!』
『りょ、りょうか――ぐはっ』
『社員A!しっかりしろぉぉおお!!』
『そうだよ、機体はほぼ完成してるんだから――ふふ……許さない、許さないんだから 水素爆弾がいいかな?アトミックランチャーもいいね、それともこないだ主任が作った最新兵装がいいかな?――2人を傷つけるなんて絶対に許さない、僕が捕まえてそして、ふふふ……』
『あー、シャルロット嬢、ちょっと電話してるから静かにしてくれるー?』
『あ、ごめんさない主任』
そんなやり取りが電話の向こうで聞こえた。うん、だけど俺は聞かなかったことにした。知ってはいけない気がしたから。そうだ、俺は何も知らない、何も聞いてない。
そう現実逃避して、その会話が聞こえていたのか篠ノ之さんも引きつった笑顔でこちらを見ていたかと思うとあからさまに視線を逸らされた。 うん、普通そうだと思う……
そんな事があったのが、数日前。とりあえず色々言いたい事や現実逃避したいことはあるが、オルコットさんに機体改修について説明して、なんとか納得してもらったがどことなく不安そうだった。アリアが全力でなだめていたけど、きっと無理だろうなあ。
恐らくオルコットさんはこの先胃薬と栄養ドリンクを常備することになるだろう、主に精神的な意味で。
そして今日、今はISの実技授業を行っていた。ただ、オルコットさんは機体改修中でほぼ見学扱いになっていたが。
「……まロい」
「はぁ……?いきなりどうしたんだよ悠」
「いや、突如としてどこかから電波を受信したというか、鈍器の魔力に魅せられたと言うか」
「訳がわからん……それより、ぼーっとしてるとちふ――織斑先生に粛清されるぞ?」
「おおう、そうだな、それだけは嫌だな」
我に返る。危ない危ない、一体俺はなんでぼーっとしていたんだ。
俺たちの組全員が整列している前に織斑先生が歩いてくると、言葉を放った。
「ではこれより、ISの基本的な飛行技術の実践をしてもらう――そうだな、オルコットは今改修中だったか……月代、織斑、試しに飛んでみせろ」
「はいッ!」
俺は返事をすると、先日返還された『相棒』に一言心の中で『行くぞ』と言うと、次の瞬間には俺自身の『相棒』を纏っていた。
クラスの女子達が何か言っているが気にしない、そしてアリアさん、なんでこっちをジト目で見てるんですかね……そう思いながら一夏を見ると、未だにISを展開していなかった
「どうした織斑、前は展開できただろう?熟練したIS操縦者は展開まで1秒とかからないぞ? 月代を見習え、いいか?集中だ――そうすれば展開できる」
「は、はいっ!」
そうして次の瞬間、一夏もISを展開する。それを確認すると、織斑先生は
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