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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第21話 『嵐の後の静けさ』
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意味もないからさ」と返された。
うん、凄いいい意味で切り替え早いというか、大人の対応というか。俺は一夏に感心した。
そして宣言していたとおり、あの一件があった翌日からは一夏の特訓という事で放課後はひたすらアリーナで特訓していた。ただ、当初の俺たち3人ではなく『4人』になったが。
事の発端はアリアだった。一夏に代表が決まったあの日、オルコットさんに対してアリアが一夏の特訓のことを話したらしい、すると
『そういうことでしたら、私も協力させて頂けませんか? 少なくとも、私は遠距離戦闘のエキスパートですわ、その点についてなら色々とお教えできますし』
という提案があった。無論、こちらとしては有難い。俺はどちらかというとオールラウンダーの器用貧乏だし、アリアは完全に近接特化、そして訓練機を使うにしても篠ノ之さんだって近接型だ。
だから純粋な遠距離戦闘のエキスパートであるオルコットさんが来てくれるのはありがたかった。
それに、篠ノ之さんもアリアもオルコットさんとは仲良くなっているので、二人の個人的な意見としてもオルコットさんには来て欲しかったらしい。
関係ないが、最近女子力全開の会話をしょっちゅうされて、流石に俺も一夏も主に精神的な意味でかなり辛い。IS学園に入学してしてしばらく、ようやくここで学園の真の恐怖(女性の楽園)というものがわかってきた。確かにこれはナメていたら死ぬ。
恐らく俺は3年後生きては帰れないかもしれない、そう思うとフランスの友人のアレックスに『きっとあの鈍器という本は返せないかもしれないな』と心の中で思う。
そして、とある事を通達されて俺とアリアは冗談抜きで、文字通り頭を抱えることになる。その原因は――今日から数日前、とある連絡が原因だった。
宣言通り放課後一夏の特訓のためにアリーナへ行こうとしたら織斑先生に呼び止められる。なんだろうかと思い話を聞くと、『オルコットも残れ』との言葉。最初は先日の一件の話かと思った。
それならどれだけよかった事か、織斑先生が持ってきた話は――『ブルー・ティアーズ』の回収の話と、『仏蘭西国企業連』についての話だった。その時点で俺とアリアは完全に嫌な予感がした。
騒動の翌日に既に『仏蘭西国企業連』とエディさんへの連絡は済ませてある。
あの襲撃者は何者なのかと聞いても「わからない」と返答されるだけだったが、向こうで色々調べるという話をしていた。そういえば……あの時のエディさんの声はどこか疲れきっていたような気がする。
俺達はその自分達の保護者兼責任者が疲れている理由をその話で知ることになったのだ。
そう、織斑先生が持ってきた話を要約すれば
『大破したブルー・ティアーズ、正直修理するより改修したほうが早いし、『彼女』のデータ見たけどかなり改善の余地がある、
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