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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第21話 『嵐の後の静けさ』
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織斑先生と山田先生が教壇に立つと、一夏に対して死刑宣告とも言えるかもしれないその言葉を放った。

「さて、朝のSHRの時間だが……昨日行われたクラス代表決定戦、既に学内に対して告知もあったと思うが色々とトラブルが発生した中終了と言う形になった。さて、肝心のクラス代表だが……『織斑』、お前に決定した」
「は……?ど、どういう事だよ千冬姉!」

そう一夏が言った瞬間既にお約束となっている『おりむらせんせい』の粛清(出席簿アタック)が炸裂する。他人事だからそう思えるが、今日もいい音してると思う。

「織斑先生だ。いい加減覚えろ馬鹿者が」
「は、はひ……だけどどうして俺が代表に――」
「ああ、それには理由がある。まず、先日の『実験中のISが暴走して学園を襲撃した』一件でオルコット、月代、ローレンスのISは非常に深刻なダメージを受けた。勝率と結果だけで言えば、お前に対して勝利しているオルコットが代表になるのだが、オルコットの専用機はあの一件で大破しており、現在修復中だ。また、オルコット、ローレンス、そして月代はその一件で怪我もしている。怪我の度合いはそこまで酷くはないが怪我は怪我だ。そして月代とローレンスのISはダメージレベルがB、オルコットについてはCと非常に深刻だった。直ったとして、そんな状態まで陥った機体をすぐさま酷使する訳にはいかんのでな。よって、残ったお前が代表だ、織斑」
「まぁ……確かにそうなるのか」
「嫌か?まあ事態が事態だから嫌なら特別に辞退してもいい、だが――その場合クラス全員の期待を踏みにじるということだけは覚えておけ」
「汚ねぇ……ああ、もう――やるよ、やってやるよ!それにそういう経験も必要だと思うしさ、俺がクラス代表になりますよ織斑先生!」
「決まりだな、よし――では代表は織斑とする。 異論のある奴は居るか?居るならば名乗り出ろ」

織斑先生のその言葉に、クラス全員満場一致で大きな拍手喝采を一夏に向けた。というより、あの状況で名乗り出るのは空気が読めないって事だろうし、それに織斑先生に立ち向かうつわものが居るとは思えない。どっちにしろ、一夏に逃げ道などないのだ。

ひとまず代表は一夏に決定、まあ本人の言うようにいい経験にはなると思う。  だが、後々に俺がクラス代表になっておけばあんな面倒くさいことにはならなかったのだろうなあと俺は思うことになる。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

一夏の代表決定から数日が経過した。最初は一夏も俺に対して愚痴を零しており、俺もそれを聞きながら一夏をなだめるというのが続いていたが、数日してからは一夏はそれをしなくなった。
どうしたんだ? と聞くと、「いい加減愚痴ばっかりいってても何の
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