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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第14話 銀髪の勇者
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仕方がないとも思えていたが、それでも、あれ程活発な相手とパーティを? とも思えていたのだ。
そして、キリト後ろに控えていた彼女も不信感を抱いた。その不信感は、1つの予感につながった。
「………今、……の……って……。えっ? まさ……か………?」
彼女は胸騒ぎが止まらないようだった。明らかに動揺した様子で、彼らが去って言った方をずっと見ていたのだった。
そして、リュウキたちが攻略会議が開催された噴水広場からから逃げ去った数分後の事。
「………おい。もう良いいだろう? そろそろ止まったらどうだ?」
まだ、思い切り手を引っ張られながらも、リュウキは冷静にそう返していた。あの広場から相当に離れて、トールバーナの最南端付近。この勢いなら、大方フィールドに出かねないほどの距離まで来ていたのだ。生憎、コチラ側にはゲートは無いが……。それでも飛び越えそうな勢いだ。
「あッ……、そ、そうだね。その……ゴメン、ゴメンなさい」
レイナは、慌てていた頭を思いっきり振って、軽く頬を叩く。……正気に戻った様で、脚を止め、リュウキの方に向きなおした。
「……別に追求はしないと決めていたんだが、な。一応訊くが、お前はキリトと何かあるのか?」
キリトと話をしていた時に、思い切り引っ張られた。だから そう思ったのだ。『……自分とアルゴの様なトラブルでもあったのだろうか?』 とリュウキは少し思った。
「いえ……あの人とはあの場所で初めてあったから……面識は……」
レイナは、そう返した。キリトじゃない、とすれば、もう結論は1つしかない。
「成る程、なら1つだな。……あのお前と同様に、フードをかぶったのレイピア使いと何かあるんだな?」
「ッッ!」
リュウキの言葉を訊いてレイナは、雷に打たれたのか、と思える程に震えていた。
その仕草だけで十分正解だとわかった。
「……ふむ、図星だな。 だが、あそこにいた以上は、明日はパーティが違うとは言え、レイド。共にBOSS攻略戦を行うんだ。……一瞬の油断が命取りになるんだぞ」
リュウキは、やや口調を強めにしながらそう言っていた。
蟠り等の邪心をもっていて無事に済むとは思えない。一瞬の気の迷い、そして躊躇が生死を別つ修羅場なのだから。
初めてのBOSS戦であれば尚更だ。
「……わかってるの。わかってる、……んだけど…………」
レイナは、身体を震わせていた。
『出会うのが怖い。また、顔を合わすのが……怖い。話をするのが………怖い』
(……と言った所か。)
リュウキはレイナの大体の心情を察したようだ。そして口を開く。
「……明日のAM10:00だ。それまでには、心を決めてお
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