暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第14話 銀髪の勇者
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キは面倒くさいがもう一度、レイナに言った説明をそのままキリトする事にした。

「……オレはあの手のは嫌いだ。それ以上でも以下でもない。素顔公開の可能性のリスクを踏まえてでも、言いたいことがあった。それだけの事だ」

 リュウキはそう言うと、立ち上がった。キリトに聞きたい事があったのだ。

「そう言えば、キリトはパーティを組めたのか? 横に誰かいた様だが」

 その事だ。確かにあの場でキリトの傍にはプレイヤーがいた。でも、無事に申請できたかどうかは判らなかったのだ。

 ……が、正直その心配も杞憂に終わると予想出来た。何故なら、キリトとばかり話していたから、見逃してしまったが、今改めて見てみると どうやらキリトの直ぐ後ろに、プレイヤーが待機しているようだった。

「まぁな、暫定的だが オレも何とかアブレなくてすんだよ。……それにしても同じような姿だなお前達は……オレのパートナーももだけどな。……って言うより、リュウキと合流出来たし、これからが本題だ。オレ達とリュウキ達。2:2のパーティ構成なら、4人纏まったパーティにでも……」

 キリトは、2人のパーティが2つ。それを1つに合わせないか? と提案をしようとしたのだ。数が多い方が、メリットが高く、少ない方のデメリットが大きすぎるから。
 そう言いつつ、後ろのプレイヤーを紹介しようとしたその時だ。

「ッッ!!」

 リュウキの後ろで話を訊いていたレイナは、この時キリトの後ろにプレイヤーがいる事に気づいた。タイミング的にはリュウキと全く同じだ。
 その素顔を見た訳ではない。……でも雰囲気で判ったのだ。
 
 明らかに慌てた様な気配がして、気づいたリュウキが、レイナに 『どうかしたのか?』と聞こうとしたがそれよりも早くに、レイナが行動を始めた。

 驚くべき速度で、リュウキ手をぎゅっと掴むと。

「……ん? な……なにっ……?」

 リュウキが返事をするまなく、一目散にレイナは走り出した。リュウキを引きずる様にしながら。

「ちょっ! 何して――……ッ!」
「いいからっ! 来てっ!」

 レイナの筋力値(STR)はリュウキのそれを上回っていると言うのだろうか? 無造作に引かれたその力は思いのほか強く、なすがままになってしまった。
 時間にして、1、2秒程でこの場から離れていってしまった2人。取り残されたのはキリトとそのフードを被ったパートナーだけだ。呆気に取られてしまった為、キリトは暫く、と言っても一瞬だけ放心したが。

「……なんだったんだ? 今の……」

 そう呟いていた。提案を邪魔された……と言うより、今のがなんだったのか? と言う疑問が生まれた。そして、リュウキが誰かとパーティを組むのも珍しいと言う事もそう。似たような状況であり
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