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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第20話 『正体不明 < Unknown >』 後編
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た、という話だった。
だから、二人が知っているのは『俺が再起動して、そして<Unknown>との戦闘を再開した そして暫くしたら<Unknown>は消えていて、倒れている俺の姿だけがあった』という事だけらしい。
わからんことだらけだが、どうやら全員無事だと分かり一安心――もしかしたら『相棒』なら何か知ってるんじゃないか?
そう思い自分の首に下げている相棒に触れようとするが――無い、剣と翼を模った灰銀色のネックレスがないのだ。どういう事だ?俺は『相棒』を肌身離さずいつも持っていたはずなのに、今手元に無いとは――
「どうした? 悠、やっぱりどこか悪いのか?」
「いや、そうじゃないさ――な、なぁ……俺の『相棒』、どこに行ったか知らないか?」
すると一夏と篠ノ之さんは『あー…』と言うと、少し複雑そうな表情をすると口を開いた。
「えっと……悠のIS、"Tempest_Dragoon"だっけか?あれなんだけどさ――千冬姉が回収したみたいで……」
「は……?」
おいおい、マジかよ冗談じゃないぞ。今のアイツを調べられたら下手すればアレが何なのかバレる可能性だってあるんだぞ!?
その言葉を聞いて俺は血の気が引くとベッドから無理矢理立ち上がろうとするが、力が入らない――
「お、おい無理すんな!落ち着けって!千冬姉は―― 外部にあれを調べられないために、一時的に預かっているだけだって言ってた」
「……そう、か」
最後の言葉だけ俺にしか聞こえないように一夏は言うと、俺はそれを聞いて少しだけ安心した。下手に『相棒』を調べられて欲しくはなかったからだ。そして推測だが、織斑先生に調べる気はないのだろう。
そしてきっと、一夏も篠ノ之さんも、オルコットさんも疑問に思っていることを、俺は一夏に聞くことにした。
「……一夏、篠ノ之さんも、何も訊かないのか?」
「何をだよ」
「何の事だ?」
「俺のISについて。見て分かっただろ?俺のIS、"Tempest_Dragoon"はあの襲撃者<Unknown>と全く一緒だったって事」
「……それを訊いたとして、お前は何か答えられるのかよ?」
「答えられないな――だって俺も奴が何者で、どうして奴は俺の『相棒』と同じ姿をしているのかなんて知らないし見当もつかないからな。 たられば、で言うなら――奴の狙いは俺だったんじゃないかって事くらい」
「悠が狙いだった?」
「ああ、アイツは――オルコットさんを攻撃している時と俺に攻撃しているときじゃ全く動きが違った、それに……なんでかは知らないが俺に対してはちゃんと言葉らしい言葉を吐いていたからな。 だからもしかしたら、だよ」
あの襲撃者が言っていた事が思い出される。あの時俺が聞き取れなかった言
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