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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第19話 『正体不明 < Unknown >』 中編
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れて『はいそうですか』などと対応できるほど俺は冷血ではない。
「何を言ってるのかはわからないが――これ以上好き勝手にさせるわけにはいかない、それに俺の『相棒』と同じ姿をしてるお前には聞きたい事もあるし、それに『相棒』の姿をしてそれだけ暴れられて、友人を傷つけられて今の俺結構キレてるんだ――だから、墜とさせて貰うぞ」
俺がそう言うと、それまで特に何もせずにこちを見ていた<Unknown>は左手に<インフェルノ>に酷似した武装をコールする。先程オルコットさんとアリアに対して撃っていた奴だ。
「目的対象補足――対象の戦闘意思を確認、プランに従い対応βを実行――目的対象に対しての介入行動を開始……オールウエポン、クリアー――」
よく俺にはわからない言葉を俺に対して放つ<Unknown>
だが、恐らく仕掛けてくる、とは思った。だからこそ俺は<インフェルノ>を構えたまま身構えた。
「対象を同一体と認識、捕獲を最先目的に設定――戦闘行動を開始します」
『相棒』と同じエネルギーウイング、真紅の6枚翼を展開すると<Unknown>は俺から距離を取り、バスターライフルをこちらに向ける――そしてトリガーを引くと、俺に対して赤い閃光、収束砲が放たれた。
それと同時に、俺も<インフェルノ>のトリガーを引き赤い閃光、収束砲を発射――俺の放った収束砲、<Unknown>が放った収束砲、同じ赤の閃光が衝突して、大きな爆発を生んだ。
爆風で視界が塞がれる、だけど俺が予測する限りでは相手はこの爆風での目くらましを利用して何か仕掛けてくる――そしてアイツが『相棒』と同じで、俺が相手の立場で考えるとして、最も有効な方法は――
瞬間的に<インフェルノ>をクローズすると、可変機殻剣<フェイルノート>をバスターモードでコールすると、俺は迷わず何も見えない、ハイパーセンサーを通しても何も見えない正面に対してそれを横薙ぎに一閃した。
次の瞬間、ガキィィン!という鉄と鉄がぶつかり合うような音が発生する――同時にそれまで発生していた爆風の余波が消え去り、一気に周囲の状況がクアリーになる。その状況の中で、爆風が晴れた中で俺と<Unknown>は鍔迫り合いの状態となっていた。
もしも俺が相手の状況なら俺もそうするだろう。爆風という目くらましで恐らく相手は迂闊には動けない、だとしたら爆風と状況を利用して相手に効果的にダメージを与える事のできる近接戦闘に持ち込む。だからこそ、相手が俺と同じならそうするであろうというのはわかっていた。
「残念だったなッ……お前と『相棒』は同じだとしたら、お前がやりたいことは大体わかんだよ!」
「……パターンを修正、目標に対する脅威をレベルAへと変更――殲滅開始」
だが、相手の攻撃を読みきったとしても問題がある――そ
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