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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第15話 『特訓』
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ダストリー社』は正気なのか!?そんなものを出してしまったら……大混乱になるぞ!?」

「ん…実はねホウキ、他にも色んなモデル考えてたり、コラボレーション考えてるって開発部の人から聞いたよ――知り合いのね、レオンさんがいってた」

「あーちゃんあーちゃん、その情報もっと詳しく〜!」

あ、ダメだこれ。
何かアリアと篠ノ之さん、そして布仏 本音さんの3人はそんな女子力全快の会話をしている。
『ポン太君』は有名であるが故か、何人かの女子もその話に聞き入っている。

クソッ……万事休す、四面楚歌、人生万事塞翁が馬――最後のは何か違うが、とにかく助け舟を期待できない以上俺も一夏もこのままじゃ追い込み漁で引き揚げられそうになっている魚だ。


「ねぇねぇ織斑君、千冬様って普段はどんな感じなの?やっぱり私生活でも凛々しいの?」

「つ、月代君!――お姉さま…ローレンスさんは普段どんな感じなの!?確か同じ企業所属だって言ってたよね!?」

「アリアか?――そうだなぁ、結構というかかなりしっかり者だな。俺も生活スキルには自身あったんだが、アリアのそれを見せ付けられて当初は絶望したさ――うん、そういう面では多分一生かかっても勝てないんだろうなってね」

「そ、そんなにお姉様って凄いんだ……織斑君、千冬様はどうなの!?」

「え?案外だらしないし、どうみてもダメ人間か私生活だけ見るとニー…――ごふっ!」


いきなり話をしていたと思ったら、パアンッ!という音と同時に勢いよく倒れる一夏――何だ、今何が起こった!?
本能では何かわかっているのに、ギギギという効果音がついたように俺は後ろを振り向くと――そこには出席簿という生徒全てを粛清する為に存在する最強の武器を装備した、『世界最狂』"おりむらせんせい"が仁王立ちしていた。

「何だ月代、お前達も――何か言いたい事でもあるのか?」

「イイエ ナニモゴザイマセン」

俺が冷や汗ダラダラでそう答え、それにあわせて周りの女子達も勢いよく うんうん と首を全力で縦に振る。
ああ恐ろしい――この人なら出席簿でIS倒せるんじゃないか?ほら、確か今週刊誌で連載してる漫画に出てくる主人公の師匠の"IS不敗"みたいに。
『ブリュンヒルデ』は伊達じゃないっ…! そう言われてもきっと違和感も全くないどころか納得すらしてしまうだろう。


「さて、そろそろ休み時間は終わりだ、お前達さっさと自分の席に戻れ、それからさり気なく入ってきている他学年と他のクラスの奴、さっさと戻れ――粛清されたいのか?」

再び出席簿という最強の武器を構えて見せると全力で何人かの女子生徒が逃げ出した、そして教室の外に居た生徒も逃げ出した。本当に恐ろしい。

「ああ――それから織斑、お前のISだが…準備ま
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