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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第15話 『特訓』
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きる、珍獣のように扱うのも別に俺は構わない。だけどせめて静かにしてくれ、飯くらいゆっくり食わせてくれ……

はぁ… と俺は学園に来てから既に数え切れないほど吐いているため息をつく。本当にどうにかしてくれ。

「悠もローレンスさんも、大分疲れたような顔してるな、昨日の疲れが抜けなかったのか?」

そんな一夏の言葉に、俺は内心で『お前…何も感じないのかよ…』と思うと、周りに聴こえないように、少なくとも自分達のテーブルにしか聴こえないくらいの音量で言った。

「いや、一夏さ――この状況見ても何も感じないのか?朝からこれだぞ…流石に俺も覚悟していたとはいえ、ちょい辛くてなぁ…」

「ん…私も昨日の事とかあるし、ただでさえ朝弱いのに朝からこれだけ騒がれると――ちょっと辛い」

そうすると、一夏と篠ノ之さんがこちらに対して哀れみの目を向けてくる。というか一夏、お前もその対象だろうと思う

「そうだな――確かに、辛いかもしれないな。少なくとも私が悠やアリアの立場なら多分同じ事を思うだろうな…」

「ホウキ……ご飯ついてる」

「あ、ああ――す、すまないなアリア」

俺も今気がついたが、篠ノ之さんの頬にいつのまにかついていたご飯粒をアリアが取って、そのままパクリと。
顔真っ赤にして慌てる篠ノ之さん、頭の上に疑問詞を浮かべるアリア、そして周りからは『お姉さまー!』や『う、うらやましい…あの子が羨ましいわ…!』、『この瞬間(展開)を待っていたのよ!』、『ぐ、ぐぬぬ…オ・ノーレ!』等と声が聞こえたような気がするが、きっと幻聴だろう。そうだ、幻聴に違いないんだ。

ちなみに、アリアと篠ノ之さんは昨日の夕食の時点で打ち解けている。とりあえず、人と打ち解けるのが一番大切だと言う事で俺はひとまず彼女としても顔見知りのアリアに会わせて話をしてみると、なんというか女の子らしい話題で盛り上がって仲良くなっていた。いつの間にか名前で呼ぶようにまで仲良くなってたし。
そういえば、昨日2人の会話をちらっと聞いたとき『ポン太君』や『ブシドー』という言葉が聴こえたが、多分それだろうか?と、そんな回想はさておき―― 一夏も小声になると、こちらに対して言葉を放った。

「まぁそりゃな……確かに辛いものはあるのが事実だけど、その、なんていうかさ――身内と一緒なだけ、まだ耐えれるしいいかなって」

「おう一夏、そんなキザったらしい台詞よく言えるな――なんか、俺自身がアホらしくなってきた よし……流石に織斑先生の出席簿アタックは貰いたくないしさっと食って授業に行きますか」

なんというか、一夏の言葉で気持ちが軽くなった気がする。そうだな、確かに一人でこの状況なら地獄以外の何者でもないかもしれない、だけど――こうして身内や知り合いと過ごせる事が出来ていられ
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