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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第15話 『特訓』
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着した。先程話したように、最初はオルコットとお前での対戦を行う――急いで準備しろ、アリーナを使える時間は余裕を持ってとってあるとはいえ、有限なのだからな」

「?千冬姉――それはどういう…あだっ! 」

「織斑先生だ。いい加減に覚えろ、馬鹿者が」


容赦なく一夏の頭の上に既にお約束となった出席簿アタックを振り下ろすとそう言い、織斑先生は言葉を続けた

「私から言えることは1つだ――本番でモノにしてみせろ、そして悔いのないように全力で行って来い。 篠ノ之、お前からも何か言ってやれ」

私ですか? と織斑先生に一言言うと、篠ノ之さんは少しだけ考えてから――言葉を紡いだ。

「一夏、今日までやって来た事を思い出せ――そして、お前は男だ、一夏……だから、勝って来い。」

そう篠ノ之さんが言った瞬間、がごんっ という音を立ててビットの搬入口が開かれる――そしてその先に、『ソレ』は存在した。 まるで、まるで主を待ち続けるかのように、存在した。
存在したのは――白、俺もアリアも言葉を失うほどの純粋な『白』だ。重厚な鎧を思わせる白色の鎧。

「これ、が…――」

「ああ、お前の専用機――『白式』だ。さあ行け織斑、すぐに装着を行え――」

そう言われると一夏は一通りの機器のチェックをした後にそのIS――『白式』を身に纏う、まるでその姿は――俺には自身の心のどこかで憎む存在…『白騎士』に酷似していると感じた。
だが、それは『有り得ない』――そうだ、白騎士である筈がないのだ。 
そして一夏は、俺が心のどこかで憎む『白騎士』ではない。俺の大事な、友達だ。
装着を完了し、織斑先生と幾つか言葉を交わし終えた一夏に俺達は近づくと、言葉を放った。

「一夏、どうだ――やれそうか?」

「悠――ああ、やってやるさ…今日という日までどれだけ多くの事をやってきたのか、悠とローレンスさんと箒に教えられて、学んできた事、それを俺は無駄にしない、絶対にやり遂げてみせる――だから、見ててくれ」

その言葉に俺とアリアは笑顔で応えると

「おう、じゃあ――あの調子に乗ってるイギリス貴族様をぶちのめしてこい、一夏――お前と『ソイツ』の力、見せてくれ」

「うん――今の織斑君は、きっと強くなってるから。その子を信じて、今まで私達とやってきたことを信じて、全力で行けば――きっとできるよ」

その言葉に対して一夏は『ありがとう』と答えると、今度は篠ノ之さんのほうを向く

「箒」

「何だ?一夏」

その時の篠ノ之さんは、どこか嬉しそうで――どこか誇らしげで。
そして信じているんだと思う、一夏という――自分の大切な存在を。

「行って来るよ、俺は――行くよ、やれるだけやってくる、だから箒――見ててくれ」

「――ああ、
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