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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第13話 『IS学園』
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ら疲れる事続きで更にこの追い討ち、これがIS学園か――

「あー、うるさい静かにしろお前達。2人も困惑しているだろう――聞いたとおり、2人は『仏蘭西国企業連』所属として学園に来ている。自己紹介にもあったが仲良くしてやれ、反論は許さん――さて、二人の席だが――月代、お前はそこだ。そしてローレンスはあそこだ」

織斑先生に俺達は『わかりました』と返すと、座席に着く。先程織斑先生が激を飛ばしただけあってか、この時にそれ以上何かされたりすると言う事は無かった。
そして、席に着いた俺の目には――自身の席の少し前に座る『織斑 一夏』の姿が写っていた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ホームルーム終了後、俺とアリアはクラスの女子、それから恐らく他の教室や他学年からやってきたと思われる女子生達に質問攻めに合っていた。

確かに新しい環境で交友を深める事は大切だと思う。だが、とりあえず俺としては『織斑 一夏』と話をしてみたかったんだが……まあまた機会があるだろうと割り切ってその時は話をしていた周りに対しての質疑応答をしていた。
俺自身、自分のほうの対応で手一杯だったためちらっとしか見えなかったがアリアのほうにも人だかりができており、大変そうにしていた。
無論、その状況は彼――『織斑 一夏』も同じな訳で。同じ男としては気持ちがわからんでもない、同情する。

そうして今は1時間目の『IS基礎理論』を終えて、現在は休み時間。先程ある程度対応したからか、アラアの方を見ても先程のように大量の人だかりが出来たりしているという事はなかった。教室の入り口には人だかりが出来ているけど。
さて――丁度いい、俺以外の『男性操縦者』である彼と話をしてみようじゃないか。

ちなみに、この時アリアは同じクラスの同級生に捕まっていた。確か名前は『布仏 本音』さん、どことなくほんわりとした見ててこっちが癒される少女と、彼女の友人の『谷本』さんと一緒に楽しそうに話をしている。

本当に、最初の頃の彼女と比べて、今みたいな――どこにでもいるような、楽しそうに笑顔を浮かべる普通の『女の子』に変われてよかったと心の中で思う。

それはさておき、俺は立ち上がると自身の席の前のほう――そこに座りながら憂鬱そうにしている『織斑 一夏』に話しかけた

「大分、疲れた顔してんな――まあ、その気持ちはわからんでもないけどな」

不意に話しかけられて驚いたのか、彼は一瞬ビクッとなると俺の方を向く

「えっと、確かさっき自己紹介してた――『月代 悠』さんでしたっけ?」

「ああ、月代でも悠でも好きなように呼んでくれ。それと――別に年上だからとかで気を使う事もないさ、タメ語に呼び捨てでいい
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