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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第13話 『IS学園』
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われて、ひとまず先程歩きながら考えた自己紹介をする事にした。

「初めまして、フランスから来ました『仏蘭西国企業連』所属の『月代 悠』です。名前は日本人ですけど、育ちはフランスです。趣味はツーリング、ドライブ、後機械弄りとかも好きです。皆さんより僅かに年上の18歳という年齢ですが、あまり気にせず仲良くれると嬉しいです。よろしくお願いします」

「同じくフランスから来ました『仏蘭西国企業連』所属の『アリア・ローレンス』です。生まれも育ちもフランスで、趣味は料理に読書――かな?気軽に話しかけてくれたりすると私自身嬉しいです、これからよろしくお願いします」

そう俺とアリアが自己紹介を終えると、いきなり静まり返る教室。もし効果音があるとしたら『しーん…』という効果音が付くだろう。
しかし…俺もアリアも何か変な事を言っただろうか?
ふと織斑先生の方に視線を向けると、完全に笑いをこらえていた。やはり何かしたのだろうか…
俺の視線に気がついたのか、織斑先生は周りに見えないようにこちらに向かってジェスチャーをする

――いいから だまって みみをふさげ ?

何の事だろうか…アリアも織斑先生のジェスチャーに気がついたようで不思議そうにしている

「きゃ…」

そんな声が聞こえて、何か嫌な予感を感じる。例えるなら――アリアと模擬戦してる時にショートレンジに最大加速状態で踏み込まれたくらいに嫌な予感が。
そこで今織斑先生が示したジェスチャーの意味をなんとなく察する、俺とアリアは――ほぼ同時に耳をふさいだ。


「きゃぁぁぁぁあああああああ―――ッ!」

「男ッ!二人目ッ!それもフランスで発見された男性操縦者ッ!」

「黒茶色のミディアムショートに鋭いグレーの目ッ!――全力で頼りたくなるお兄さんタイプッ!」

「しかも年上で礼儀正しいッ!兄にしたいタイプ!私のお兄さんになってぇぇえええ!!!」

「私を愛のドライブに連れて行ってください!お兄様!」

「セミロングの金髪に気の強そうな茶色の目!でも凄く礼儀正しい!尊敬したくなるお姉さまタイプッ!」

「千冬様に続いて更にかわいくて綺麗でお姉さまみたいな存在っ!この気持ち……まさしく愛だっ! 私女だけどッ!」

「私、千冬様とローレンスさんに一目惚れしました!お姉さまと呼ばせてくださいッ!」

「織斑君に加えて二人目の男子ッしかもうちの組!」

「それから綺麗なお姉さんタイプの同級生っ 9月生まれで乙女座の私にはセンチメンタリズムな運命を感じられずにはいられないッお姉さまぁぁあああ!!!」

……もうやだ。可能なら今だけ全力で現実逃避したい。
隣のアリアも引きつった笑みを浮かべていた――うん、気持ちはよくわかる。 俺も今そんな感じだろうし
今朝か
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