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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
第一章 『学園』 ‐欠片‐
第13話 『IS学園』
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である私のような優秀な人間に――」
「で、一夏、ちゃんと分かったか?」
「おう、悠の説明はすげぇ分かりやすいな――所でさ、さっき政府や企業って言ってたけど悠やローレンスさんも候補生なのか?」
「いや、俺とアリアは候補生じゃなくて企業所属ってだけかな」
「そうだね、フランスの代表候補生は他にいるからね――私達は企業がバックについてるかもしれないけど、候補生じゃないよ」
「なるほどな、それでさ――」
「訊いてますのッ!?」
完全にスルーしていたが、ついにオルコットさんが怒る。流石にスルーしていたのはまずかっただろうかと思ったが、ふとここで思い出す
「あれ、そういえばさアリア――学園入試の主席ってアリアじゃなかったか?」
「うん?――ああ、確か私が主席だね でもただの肩書きだけだよ?」
「おぉ、凄いなローレンスさん――主席なのに見栄張らないっていう辺り大人だよなあ…本当に俺と同世代かと疑うな…」
「ま、待ってください!どういうことですのっ!? ローレンスさん、貴女が入試主席って――」
オルコットさんが最後まで言葉を紡ぐ事無く、その途中で無慈悲にも『キーンコーンカーンコーン』と休み時間終了のチャイムが鳴る。
「っ……ま、また後で来ますから逃げないでくださいましっ!よくって!?」
それだけ言うと、オルコットさんは急いで席に戻っていった
「……なんだったんだ?」
「わからん」
俺と一夏は、ただ頭の上に疑問詞を浮かべているだけだった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
その後の授業時間、休み時間のやり取りの後の授業は山田先生ではなく、織斑先生が教壇に立っていた。そして山田先生は、その教壇の横でうんうんと頷いていた。
確か、この時間はISの基本装備と各種装備についての説明だったか、しかし――織斑先生が教壇に立っているのは何故だろうか?
うーん、と頭の中で考え事をしていると織斑先生が口を開いた。
「さて、授業に入る前に話がある――再来週に行われるクラス対抗戦に出る代表者を選出しなければならないのだが、誰か居ないか?クラス代表というのはIS学園の委員会や生徒会の会議への出席、先程も言ったが対抗戦への出場、そうだな――分かりやすく言えば単純にクラス長でクラスの代表だと思ってくれればいい、誰か居ないか?自推他推は問わない」
事前知識として確かにその事については勉強してはいる。そして――恐らくだが、俺の考える限りじゃきっと――俺か、一夏が推薦される。
何故か?そんなもの簡単だ。『単純にそのほうが面白い』からだ。そのほうが盛り上がる、楽しい、たった世界に2人しか居ない男性操縦者を代表に
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