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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
序章 『交差』 ‐暴風の竜騎兵と紅の姫君‐
第11話 『約束』 後編
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だけど――きっとこの言葉に集約されると思うから、1つだけ――『父さん……母さん、俺は行くよ、『可能性』を求めて未来に。『それでも』って言い続けて、俺は進むよ 』」

心からの決意を、俺は笑顔で墓石に誓った。

そして墓参りを終えて、時計を見ると時刻は既に夕刻――そろそろシャルロットを送り届けて俺達も帰るか、それとも今からどこかに行こうかなどと、これからの予定を考えていた時
まるでその瞬間を待っていたみたいに――静かな集合墓地で俺の携帯が鳴った。

発信元を確認する――エディさんだ。エディさんには今日は出かけると言ってあったし、もしかして買出しとかそんな事についてだろうか。それとも何かあったのか?

「誰から?」

「エディさん。多分買出しとかそんな事じゃないかな」

「うーん……でもこの前、私が買出し行ったよ?」

アリアがそう言ったので ではどうしてだろうか と思いながら俺は携帯に出た

「エディさん?どうかしま――」

「ユウ、今どこに居る!」

電話の先でエディさんが大声を出して俺は驚く。随分慌てているようだが――やはり何かあったのだろうか?

「今朝出るときに話していたように、シャルロットを連れて外出中ですけど……何かあったんですか?慌てたように大声出して」

そう言うとエディさんが電話の先で一度深呼吸すると、その言葉を言い放った。

「すまない、慌てていたもので大声を出してしまった――だが、緊急事態なんだ できれば大至急『ネクスト・インダストリー本社』へと向かって欲しい 後、シャルロットさんも一緒に本社に連れて行ってくれないか。既にジェームズやアラン主任も本社に向かっている」

エディさんがここまで慌てて、そしてデュノアさんや主任が『ネクスト・インダストリー本社』へと緊急で向かっているとしたら、やはり何か大変な事態が発生したのだろう。
だが―― 一体何が?まさか、『デュノア社』以外に俺の存在を知られたのか?
俺は考えるが、一体何が起きたか見当がつかず、直接聞いてみることにした

「わかりました、シャルロットを連れてこの後本社へと向かいます――ですが一体何が?エディさんが慌てているなんて、それ程の事態ですか?」

そう言うと、その返答としてエディさんは俺も信じられないような言葉を言った


「――君以外の男性操縦者が日本で発見されたのだよ……つい先程こちらに情報が入ってきた所で、私達も混乱している――とにかく、できるだけ急いで本社へ向かってくれ」

「俺以外の、男性操縦者――?」


その言葉は俺にとっては衝撃的過ぎて、気の抜けた言葉でそのような返答しかできなかった。
そしてその瞬間、理解できた事がある。
今の『日常』が、全て壊れる。自分の恐れていた事態がとう
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