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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第14箱 「おおぉ……妹とのふれあいだ……」
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きつこうとした瞬間!



「ふんッ!!!!」



一瞬で正気を取り戻しためだかの右ストレート!!




“ドスン!!”




腹部にヒット!!



「げふ!!」


お兄さんの体が……くの字に折れる!!

そして、続けてのめだかちゃんの連続技……!




《黒神 ローリング・ソバット!!》




“ドガアア!! ”




「ぎゃああ!」

まるでスローモーションのようだ…

お兄さん……


「うう……痛そう……」

(さっきの僕の比じゃない……)


って劉一は思ってたら……。






≪ガッシャアアン!!≫






吹き飛んで窓を突き破って落ちていった……

……って!

「ええええええ!!ちょっ!! め…っ!めだかっ!! めだかちゃん!!!ちょっとー!やりすぎだよー!!」



劉一は、慌てて身を乗り出して兄を確認したら…


「ああぁ…… 妹(めだか)ちゃんとの触れ合い……最高……」


クレーターが出来ていた。

そして昇天?…してた…… 表情を見るからに何やら満足そうだ……


「………………ええ……!これ…結構高いよ…?平気なのっ?」


そのお兄さんの驚異的な生命力……。

めだかちゃんのお兄さんだからと言えばそうなんだけど……

それで くくっちゃっていいのか 劉一は、わからないようだ。


「お兄様はいつもああだ、気にしても仕方あるまい。」


……重度のシスコン。……所謂変態という奴のようだ。


「あははは…… うん そうするよ……」


劉一は、そう言って苦笑した。




「…劉一っ!」




めだかちゃんがこちらを見る。


「…ん?」

劉一が振り向いたその時、真っ直ぐな瞳で劉一を見つめ……。


「約束だぞ!」

一言。




「え…?」

「……高校生になったらだな?私は決して……忘れないからな!」



めだかちゃんは、そう言いきった。

「……うん!約束だ…ね。僕も… 忘れないよ…」



人から…好意を…こんなにもってくれるのは……かなり久しぶりのような気がする……。




劉一は、自然と笑顔になり、指切りをした。












―――でも……めだかちゃんって確か人間みんな好き!っていうんじゃなかったっけ……?
  まあ……いっか!! めだかちゃんはそうでなくっちゃね♪



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