第1章
旧校舎のディアボロス
第15話 はぐれ悪魔祓い
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、腹が切られ、内臓がこぼれ出ている男性の死体があったからだ。
何だよ、これ!?普通の神経じゃできねえぞ、こんな事!?
俺はあまりに悲惨な光景にさらに吐き気が来たがなんとか堪える。
「おやおや?これはこれは、悪魔君じゃあ〜りませんか〜」
俺は声が聞こえてきた方を見る。そこには神父の格好をした少年がいた。
「俺の名前はフリード・セルゼン。とある『悪魔祓い』組織に所属している少年神父でゴザンス♪」
丁寧なお辞儀をしたと思ったら、いきなり変な踊りをしながら自己紹介してきた。
いや、それよりも!
「お前があれをやったのか!?」
「イエ〜ス♪悪魔に頼るなんて、人として終わってるんです。エンドですよ、エ・ン・ド♪だから、殺してあげました〜♪クソみたいな悪魔とそれに魅入りられた人間を殺すのが俺の仕事なんですよ〜♪」
そう言うと、フリードと名乗る神父が懐から拳銃と剣の柄みたいな物を取り出しす!
「ってな訳で、クソ悪魔君、イッチョ俺に殺されてくださ〜い♪」
「っ!?」
柄から刀身が現れ、フリードが斬り掛かってきた!
「グッ!がっ!?」
斬撃をなんとか避けたが脚を撃たれてしまう!
「『悪魔祓い』特製祓魔弾のお味はいかがかな〜?」
「ぐうぅ。くそっ!」
脚に激痛が走る中、俺はやつに殴り掛かる!
「よっ♪」
ズバッ!
「がぁ!?」
軽々と避けられ、背中を斬りつけられてしまう!
「く、くそっ!?」
「さてさて、お次は…」
「きゃぁぁぁっ!?」
フリードの言葉を遮って、悲鳴が聞こえてきた。
そこにいたのは、金髪のシスターのアーシアだった。
「おやおや〜、助手のアーシアちゃんじゃありませんかぁ。結界は張り終わったのかなぁ?」
「フリード神父!こ、これは!?」
「そぉっか、そっかぁ、アーシアちゃんはビギナーでしたなぁ。これが俺らのお仕事なんです。悪魔君に魅入られた人間を始末するんですぅ♪」
「そ、そんな!?」
アーシアが俺と目が合う。
「イッセー……さん?」
「なになに?君達、お知り合い?悪魔とシスターの許されざる恋ってやつですかぁ!?」
「悪魔?イッセーさんが?」
「……ゴメン……俺、悪魔なんだ……」
「そ、そんな!?」
アーシアが目に涙を浮かべていた。
「残念ながらぁ、悪魔と人間は相入れましぇ〜ん。ましてや、僕達は堕天使の加護無しでは生きられない、半端モンですからぁ」
堕天使?
「さ〜て、そろそろ、君を殺そうかなぁ♪」
フリードが俺に剣を降り下ろそうとした時、俺とフリードの間に入る影があった。
「何のマネかなぁ、アーシアちゃん
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