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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐ 
序章 『交差』 ‐暴風の竜騎兵と紅の姫君‐
第8話 『晩餐会』
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自身、あんまりドレスは着慣れてないんだけどね――シャルロットも、そのドレスよく似合ってると思うけど」

今のシャルロットは、アリアと同じようにちゃんとした正装で、オレンジ色のドレスを着ていた。
確かに、彼女に明るい色、特にオレンジ色は似合っていると俺は思った。

再会できたというのは確かに嬉しい、だが――立ち話もなんだし、それに…どこにデュノア社や金や権力の亡者たちの目があるかわからない。

彼女は『デュノア社の一人娘』だ。そして今日ここに招かれているのは重役で、彼女の存在を認知している奴等――その中には、彼女に取り入って何か企む奴だって必ず居る。

「っと…立ち話もなんか悪いな――シャル、今から俺とアリアは部屋に戻ろうかと思ってたんだけど、何ならシャルも来るか? もし何か予定があったりしたら悪い、そっち優先してくれ」

すると彼女はまるで太陽のような笑顔を浮かべて嬉しそうにすると

「うん!じゃあ是非お邪魔させてもらおうかな――えっとね…沢山話したいことがあるんだ、それと――言いたい事も」

「はは、ちゃんと全部聞いてやるさ――じゃあ行くか」

そう言うと、俺たち3人は部屋に戻った



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場所は変わって、デュノア社の社長――『ジェームズ・デュノア』の自宅にある自室。
そこには普段の日常とは違い、厳重な警備と警戒の元にあった。
そしてその中で、3人の男が『ある話』をしていた。

部屋に通されて私、『レオン・ハルベルト』が最初に思ったのは――『厳重すぎる警備だ』という事だった。

部屋の前には恐らく『彼』の側近で信頼の置いていると思われる、屈強な黒服が3人見張っており、見た限り――この部屋の盗聴対策や『会談』の邪魔となる障害の要素はほぼ排除されていた。
そこで私が思ったのは、恐らく――私の予想以上に重要な話ではないのかという事だ。

――『大佐』は『ジェームズ・デュノア』と顔見知り程度の関係だとは言っていたが…気がかりだ。何故私だけではなく、大佐まで今日この場に呼んだ――?

考える事が多くあるまま、私と大佐は部屋に通されて、そのままソファを勧められて座った。

私には考えがあった。あの時の電話の内容から、この男――『ジェームズ・デュノア』はあの二人について何かしらの手がかりか、確信に近いものを知っていると私は予想した。
『ジェームズ・デュノア』という人間については、私はあまり知らない、だが――彼のやってきた功績と『ビジネス』という面における彼は『律儀』な人物だと私は評価していた。

もし、もしもだ――あの二人について何かしらの手がかりを掴んでいて、何かの脅しや二人
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