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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
序章 『交差』 ‐暴風の竜騎兵と紅の姫君‐
第8話 『晩餐会』
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アクセスを完全に拒否して一切のアクセスを禁止、『管理者でなければ許可できません』とウインドウを出したそうだ。
で…その管理者というのが俺だ。前にレオンさんが言っていたように本当に『テンペスト』は俺以外の言う事は聞かないようで、直接俺がテンペストの調整に携わる事になってしまった。
それが原因でアリアのISの改修が遅れたのと、そして――アリアのIS自体にも問題…というよりは、調べて判明した事があった。
アリアのIS"ブラッディ・リーパー"は第三世代高機動特化IS――主に近接兵装と圧倒的な機動力で相手を圧倒するという機体だ。
彼女のISのスペックデータを見て分かった事だが、前に俺と戦った時に使用していた『死神の鎌』のような兵装しか詰んでいなかった。
そしてレオンさんが調べたところ――兵装を拡張・強化するための領域にかなりの余裕があるのと、『機能していない』ある兵装が発見された。
発見されれたのは"Nightmare Mirage"<悪夢の蜃気楼>という兵装だった。調べる限り、非常に強力なジャマーで、特に対ISに対しては相手のISの機能妨害をも可能な兵装らしい。
何故今まで存在が不明で使用できなくなっていたのかは調べたそうだがわからなかったらしい。
彼女の機体の特性である『高機動近接殲滅型』というコンセプトを崩さないために、搭載されていたのは全部で彼女が使用していた『死神の鎌』に酷似した武器と、その妨害兵装のみで、余っている拡張領域も兵器を追加する事は不可能らしいので全て処理能力と機動力の向上に当てる事になった。
『テンペスト』についての予定していた工程は、俺が本社に行き直接作業をすると大人しく作業をさせてくれた所か、『テンペスト』自体がプログラムの入力をやろうとするなどしてくれたお陰ですぐに完了した。あまりの『テンペスト』の態度の違いにレオンさんや開発部の責任者は驚いて、そして呆れてもいた。
『男性IS操縦者』という事で検査や俺自身のデータも取られたが、機体自体は予定より早く調整が完了したのだが…アリアの機体は予想以上に時間がかかると判明し、晩餐会までには完成させる事ができないという事態になっていた。
なので、今日は俺だけがISを身に着けてきている――といっても、大企業の晩餐会という事でそれなりの正装での参加となり、俺自身はタキシード姿での参加となった為、待機形態であるネックレスは見えないように服に下に隠してある。
無論、レオンさんやエディさんもそれなりにしっかりとした正装で、アリアもそうだ。
晩餐会の会場、デュノア家に着いた時点では、まだ俺やアリアは『私服』姿だったため、会場の更衣ができる部屋を借りて着替えをした。
着替え終えて、レオンさんとエディさんは例の『大事な話』をデュノア社社長『ジェ
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