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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
序章 『交差』 ‐暴風の竜騎兵と紅の姫君‐
第7話 『親心子心』
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運転をしていたので、横目で見る事になったが――シャルロットは真剣な目つきで、精一杯言っているのが分かった
だから、父親として――私は
「ああ…言ってみなさい――『シャル』」
もう二度と、その名前で呼ぶことは無いのだと思っていた。
私に呼ぶ資格も無い、そしてきっと――そう呼ぶことを許してくれないだろうとも思ったから。
私が『シャル』と呼ぶことできっとこの子は怒ると思った――だが、シャルロットは…驚いて眼を見開き、泣きそうになるのを堪えながら
「…僕と、お父さんとお義母さんの事の話です――今までの事、それから…これからの事について」
「シャル」
「は、はいっ――」
「すまなかったな、シャル――私は悪い父親だ」
「お父、さん…?」
今の私が言ってやれるのは、それが限界だった――
「僕も、ごめんなさい――」
最後にシャルがそう言うと、会話は終わってしまった。
きこちなくて、親子なのに他人行儀くさくて――それでも 私とシャルの初めて親子らしい会話 だった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
シャルロットが『話をしたい』と言ってきた日の夜――私は早速時間を作った。
妻である『アルメル』に私が『シャルが話をしたいといってきた』と伝え時には、妻は驚いて、そして泣いてしまった。
私自身もシャルを愛したい、幸せにしてやりたいという気持ちがあるように――アルメルにも、実の子ではないシャルを幸せにしたいという気持ちがあった。
きっと、私より遥かに――シャルの事を考えているのはアルメルだと思う。心配して、関係を気にしているのも妻だろう。
それには理由がある――妻は 『二度と子供を産めない』身体なのだ。
シャルを引き取る少し前、原因不明の病で妻は病院に搬送された。
一時は意識不明の重態で、生死を彷徨った――だが、妻は奇跡的に命を取り留めて元気になった。
眼が覚めて、医師から告げられたのはとても残酷な現実だった。
原因不明の病で彼女の子宮の機能が停止――子供を、産めなくなってしまった。
その事実を聞いて、妻は塞ぎ込んだ。そしてそに追い討ちを掛けるように…『コレット』が病気で亡くなった。
報告を聞いたのは、妻の目が覚めて医師から通告を受けてすぐだった。
妻を悲しませてしまうだけではなく、愛人としてだけではなく一人の女性としても愛していた『コレット』をも失った。
そして、私は…妻の傍に居るのか、コレットの葬儀に参加するのかどちらかの選択を迫られて――妻の傍に居る事を選んだ。
あの時の妻は、眼を離すと自殺でもしそうで…とても脆くて、そしてその時の私は…妻しか目に入って
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