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IS<インフィニット・ストラトス> ‐Blessed Wings‐
序章 『交差』 ‐暴風の竜騎兵と紅の姫君‐
第5話 『シャルロット・デュノア』
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ランスの空を守る兵士だしさ――それに、嫌がってる子を無理にどうこうしよとするのもおかしいな話だと思うしさ。なあアリア」
「まぁ――私もちょっとアレは気に食わなかったかな あのまま乱闘でも私は大歓迎だったんだけど」
そう言うとアリアは心底残念そうにため息をつく
「おいこら、物騒な事言うなよ…」
「『とりあえずボコる』って先に言ったのは――ユウじゃ無かったっけ?」
うぐっ と言うと反論できなくなる――確かに最初立案したのは俺だから、そう言われるとどうしようもない
俺とアリアのやり取りを見て、シャルロットは不意に笑うと
「ん、どうかしたのか?デュノアさん」
「あ、ううん――二人のやり取りを見てると、本当に仲が良さそうなんだなって――」
そう、見えたのだろうか――といっても実際は数日前お互いに殺し合いをしていたような仲なんだが…
「なんていうか、僕は――二人が羨ましい」
切なそうに、どこか辛そうな笑顔で彼女は言った
「羨ましい?俺とアリアがか?」
「うん、えっと――」
「あー、月代でも悠でも好きなように呼んでくれていいぞ――どうせ年も近いんだろうし、気を使う事なんて無いさ」
「私もアリアでいいよ――ユウも言ってたけど、気を使う事なんて無い」
「じゃあ、僕も――シャルロットって、呼んで貰ってもいいかな?」
二つ返事で 構わない と俺とアリアが返すと、彼女――シャルロットは
「僕は、ユウさんとアリアさんみたいに、普通に会話できるような関係が羨ましい――僕には、そういう人が居ないから」
その言葉には、彼女の悲痛がどれだけ込められていただろうか。
本当に辛そうに、羨ましそうに――彼女はその言葉を言ったのだ
自分を分かってもらえない、理解してくれる人が居ない――それはきっと、孤独である事のように辛いのだろう。
そんな彼女を見て、本当はそんな事はしないほうがいいのだろうが――俺は
「なあシャルロット、自分の携帯とか持ってる?」
「――?う、うん…あるよ?」
不思議そうに自分のバッグの中から携帯電話を取り出すシャルロット、それを見て俺は
「ちょい貸してくれるか?――ああ、変な事はしないから」
「あ、うん――どうぞ」
彼女から携帯を受け取ると、自分の携帯と通信を行い彼女の携帯に連絡先を送信する
それを見て、察したのかアリアも
「あ、ユウ――私のもお願い」
「はいよ」
そのままアリアのアドレスも登録する。
作業を終えて、携帯電話をシャルロットに返すと
「――勝手なんだけどさ、シャルロットの携帯に俺とアリアの連絡先、入れといた。 なあシャルロット――じゃあさ、もう君は一人ぼっちじゃない――勝手かもしれ
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