鋼の錬金術師
中央
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やってください大佐殿〜(猫撫で声)」って言ったらその半分ぐらい余裕でやってやる」
「やってください大佐殿〜(猫撫で声)」
「合格!一時間で終わらせてやるよ」
「やったー大佐大好きー」
「はいはい」
……国立中央図書館第一分館が焼けた事による影響はこの部署にも出てるようだ。軍設立以来で暇な部署ランキングベスト5から外れた事のない部署でもこれだけの忙しさだもんな〜。
「……まあぶっちゃけた所、この部署の人間は碌なのがいないという訳だ」
「酷い事言うアル。これは訴えるべきアル」
「ぐーぐー(そうだそうだー)」
「酷いですー」
「似非シン人と給料泥棒とブラックホールは黙っとけよ」
解雇寸前の三人と私のセットで特命部は動いている。何故潰れないのか、何故私がいるのか……私が結婚できない理由の一つはこの部署に務めてるからだと思うんだ。
「まーたお前らの残業に付き合わなければならんのか……」
「そんな大佐が好きですー」
「男からそのセリフが聞きたいよ」
赤ちゃんからやり直しても、TSしても、恋愛運だけは変わらないのか……!?
〜〜〜〜〜〜
「えっ?第五研究所が崩壊した?」
「何か爆発音みたいのがー響いたらしいですよー」
「隣の刑務所の看守達が崩壊するのを見たらしいアルよ」
「ぐーぐー(へー)」
そういえばエルリック兄弟が中央に来てるってアームストロング少佐に聞いたな……会ってみるか。
「じゃあ早速……(プルルプルル)」
『はい』
「シルバーバーグ大佐だ。アームストロング少佐はいるか?」
『アームストロング少佐ですか?先程知人のお見舞いに行くと言っていましたが……』
「それはどこだ?」
『○○病院です』
「ありがとう(ガチャ)」
知人……エルリック兄弟か?入院だとしたら何をやらかしたんだよ……?
「ちょっと出かけてくるわ」
「ぐーぐー(行ってらー)」
今日は書類も少ないし、アイツらでも昼までに終わるだろう……そう思いながら市街を歩く。
「おーヒューズ中佐?」
「シルバーバーグ大佐じゃないですか。どこに行く気で?」
「エルリック兄弟が中央に来てると聞いてな。会いに行こうと思い、場所を知ってそうなアームストロング少佐に聞こうとしたんだが……生憎の留守。仕方なくこちらから出向こうと思った次第だ」
「はあ……案内しましょうか?」
「それはありがたい。では、出発だ」
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