鋼の錬金術師
中央
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母親を錬成しようとしたんだ……その代償が右腕と左足か。
「という訳でその義肢屋の所まで我輩が護衛を引き受けようではないか!」
「はぁ!?何寝ぼけた事言ってんだ!護衛なんかいらねーよ!」
「エドワード君、またいつ傷の男が襲って来るかも分からない中をその体で移動しようというのよ。奴に対抗出来るだけの護衛をつけるのは当然でしょ?」
「それにその身体じゃアルを運んでやる事も出来ないだろ?」
「だったら別に少佐じゃなくても!」
「俺ぁ仕事が山積みだからすぐに中央にかえらなきゃならん」
「私が東方司令部離れる訳には行かないだろう」
「大佐のお守り大変なのよ」
「中央に帰って読みたい本があるのよ」
「あんなヤバイのから守り切れる自信無いし」
「「「以下同文」」」
少佐以外予定が詰まってるな、うん!
「決まりだな!」
「納得いかねー!ていうか一人変なのがいただろ!」
「子供は大人の言う事を聞くものだ!」
「子供扱いするな!!この……アルもなんか言ってやれ!」
「兄さん!ボクこの鎧の身体になって初めて子供扱いされたよ!」
そりゃ鎧だもんな……私より身長大きいし。
「まだ駄々こねると言うのなら命令違反という事で軍法会議にかけるがどうかね?」
「うおお!汚え!」
「うむ!そうと決まれば早速荷造りだ!」
〜〜〜〜〜〜
「……少年に挨拶は済ませたか?」
「大佐はいいんですかい?」
「そんなに仲良い訳じゃないからねー」
寧ろデカ女だから嫉妬されてるかも。10cm以上の差があると思うし。
「さ、中央に帰ろう」
「タッカーの事は……」
「マスタング大佐に全部放り投げとけ。サボる奴には罰が必要だろ?」
「くくく、違いねえ」
二人で鉄道に乗って帰った。その後、酔っぱらってグレイシアさんの世話になったのは余談である。
〜〜〜〜〜〜
東部から帰って来て数日が経過した。大きな事件はなく、目を引くような事は国立中央図書館第一分館が不審火で燃え尽きたぐらいだったね。いやー借りたい本先に借りといて正解だったよ。これで正々堂々と借りパクが出来るね!
「大佐ー」
「何ー?」
「本なんか読んでないで手伝ってくださいよー」
「えー?ノルマはとっくに終わってるよ?」
「周りを見てくださいよ。天井に届きそうな程の書類の数じゃないですか」
「だったら書類持って来て「
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