暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第11話 隠しイベント発生です
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いのだ。だから必然的に、徒歩でご帰宅となる。
「はぁ……まぁ仕方ないか。経験値もコルも増えるし」
同じ道をまた戻るのは、少し面倒だったが、仕方が無いと、頭をかきつつ リュウキは洞窟の外へと向かって歩き出した。
〜木の精霊・ドリアード〜
『そなたには……感謝してもしたりない……。人の身でありながら、我が願いをかなえてくれるとは……』
「いや、問題ない。……思ったより時間は掛かったがな」
それは最終イベント。指定されたアイテムを届ける事で発生するモノだ。
『感謝する……強き人よ。……そして、受け取ってくれ。我が力を……』
精霊ドリアードの手に緑色の光が凝縮して行く。そして、握られた手をゆっくり開くと……指輪が現れた。
『これは、森の守り《エメラルド・リング》……そなたの旅に、森の加護がありますように……』
「ああ。ありがとう」
そして、リュウキは装飾装備品である《エメラルド・リング》を入手した。
「それにしても、本当に序盤とは思えない程の性能を持ったアイテム、だな。まぁ、BOSSの強さを考えたら当然だとも思うけど」
元々様々なオンラインゲームでは、ソロ中心だ。今回ほどソロで本気でよかったと感じた事は無い。1人だからこそ、捌ききれた所もあるから。
「幸先よし。……この感じで1層のBOSSのパターンを視れたら良いんだがな。……簡単にはいかないと思うが」
リュウキは そう言いつつ、村へと戻っていった。
〜そして一ヵ月後〜
その後。リュウキは主に攻略より、層の環境・データを徹底的に
視て
(
・・
)
回った。迷宮層の攻略よりも重要なことだと感じたからだ。1層から2層……3層と続けていく事で、傾向も読みやすくなるだろう。
そして、何よりアルゴの言葉ではないが、情報は命だ。
少しでも、誰かに死なないでもらいたいからだ。例え、名も知らない者だったとしても、誰かが、死ぬのを見るのは、知るのは嫌だった。
嫌じゃない人などいないと思うが、必要以上にそう思う。こんな事態になったとしても、例えこの世界が《デスゲーム》となってしまったとしても、ここの世界は 自分の世界。
そんな大好きな世界で誰かが死ぬなんて……考えたくない。
リュウキは、命を尊く想っているから。……受け継いでいるから。
そして、一ヶ月がたつ。そんなリュウキの想いも空しく……。
≪1000人もの人が死んだ。≫
………そして、いまだ第1層はクリアをされていない。
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