暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第11話 隠しイベント発生です
[6/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
キは、深淵の闇を見定めながら、口元を緩ませた。その表情には絶対の自信が備わっていた。
『くくくく……。人間が我にその様な口を聞くとはな…。面白い……。』
深淵の闇から、姿を現したのは悪魔。翼を持った悪魔だった。体型自体は自身のアバターの体型よりも2倍程大きいだろうか? 威圧感も相応のモノだ。
『貴様もここまで来たのだから、それなりの強さは持っておろう……。欲しいと言うのなら、力で奪ってみよ!』
怒号が響くと同時に、翼を持つ悪魔の頭上にBOSSネームである定冠詞と5つあるHPゲージが現れた。
その名は《Darkness・Shadow》。
「………なるほど、Lv:23 HP:51500と言ったところか」
数値的に考えたら、第1層の安全マージンの2倍以上のステータスを持つモンスター。ゲーム上のシステムデータ表示は《unknown》であり、識別出来ないが 眼で視通した。そこから導き出した数値だ。 そして自分のレベルよりも倍以上ある。普通は危機的状況だろう。……
普通
(
・・
)
は、だが。
『ゆくぞ……!』
闇より暗黒の剣を取り出し、構えた。
「ふむ……。レベルも違うが、使用武器形状も違うな。あの時は……そうだ、
曲刀
(
タルワール
)
だった筈だ」
『カァッ!!!』
素早い動きで、リュウキの首を刈る様に剣を走らせた。正確に軌跡を残しながらスライドされる剣閃はリュウキの首を取ろうとするが。
「………フッ!」
それを、リュウキは余裕をもって回避した。
『カァッ!!!』
今度は、接近し剣を振り下ろした。一撃一撃が場を震わせる。まるで地震が起きているかの様に、震えだした。 だが、リュウキはそれをも最小限の動きで回避した。
当たらなかったが、まだまだ連撃は続く。縦横無尽に剣を振っていくが、リュウキはそれも全て回避した。
時間にして、数秒間だが その間でいったい何合打ち合っただろうか? リュウキは基本防御に徹し、全ての攻撃を回避、或いは受け流していた。
「《ファラント・フルムーン》。……スキルの強さも増してるな。BOSS仕様だから……か?」
リュウキが、防御に徹していたのには、勿論理由があった。それは相手の攻撃パターンを《視る》為だった。BOSSモンスターの傾向を視る事で、他のBOSS達への定規にする為に、
測り続けていた
(
・・・・・・・
)
のだ。
そして、その結果知り得た情報があった。
「最悪だな。理不尽仕様もいい所だ。……通常Mobとは比べ物にならない程、上がっている」
難易度の上昇具合に思わずそう呟いていた。相手が隠しBOSSだからこそかもしれないが、安易にはそうは思えない。
「それに……ダンジョンも大
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ