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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第11話 隠しイベント発生です
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する とある森へと脚を踏み入れた。
その森の奥深くに、開けた場所が存在する。大きな樹木が象徴的な場所だ。
「……ここ、か」
リュウキは辺りを見渡した後、手を大樹に宛がった。すると、その次の瞬間、効果音と共に《!》のマークが立ち上がった。クエスト発生フラグが立ったのだ。
「成程……、発生の条件は以前にのβの時のままだったな」
これは、通常のNPCから得られるイベントではなく、ダンジョンに隠されている隠しイベントである。
発生したと同時に大樹がざわめきだした。大樹だけじゃない。まるで森全体がざわめいているかの様に、草木が揺れ動いたのだ。
そして、目の前の大樹が光り輝く。
『ああ……何年ぶりだろうか。この私の存在に気づいた人間の存在は……』
光りを放つと同時に、目の前の大樹が喋りだしたのだ。初見であれば 驚く光景だろう。だが、リュウキは違う。
「……はは。と言ってもちょっと前にも会っていたんだがな」
リュウキは、以前にも会っていたのだ。この太樹、木の精霊とも言えるNPCに。それを思い出し、苦笑いをしていた。木の精霊はリュウキの言葉に応えたかの様に、木ノ葉を揺らした。そして、更に光りが増していく。
『そなたは、私を見破った……。そなたの力量……最早疑うべくもありません。どうか……我が願いを聞き入れていただきたい。かなり危険なことなのですが……』
□ □ □
クエストを受注しますか?
YES NO
□ □ □
応えたと同時に、クエスト受注ウインドウが現れた。
そしてリュウキは、迷う事無く、YESを押す。
『もう一度……、確認をしたい。これは生半可なものではないのです……。あなたの実力を……疑っているわけでは有りませんが……。私のせいで、人を死なせたく無い……と思うのも事実なのです。ゆえに……もう一度だけ聞きます。今回の頼み、それは あなたの命の保障はできません。おこがましいのですが……。それでも、私を……助けていただけますか?』
木の精霊は、不安そうな声色で、そう返してきた。その話が終わったと同時に再びウインドウが現れた。
□ □ □
本当によろしいですか?
YES NO
□ □ □
再確認の表示が出たのだ。
一度YESを押してい
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