暁 〜小説投稿サイト〜
森羅と創世のエターナル真祖
お赤飯
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
だんだん危なくなってきてるらしい。そろそろ寄越してくれって天皇家が言って来た。金も随分溜まったんだろ? 近頃はばら撒いてるらしいがな」

「ああ、土地を買ってるな。お蔭で賑わってるじゃないか」

「それはありがたい。新種の苗なども提供してくれたからな。安定して作物ができている」

苗とか生活必需品を品種改良して売ってあげた。

「まあ、小次郎とかもだいぶ強くなってるしそろそろいいかとは思ってる」

「そうか…………できるかぎり、早く頼む」

「ああ」

どんどん酒がなくなってくな。

「おい、私も混ぜろ」

やってきたエヴァにも酒を上げて話しの続きをする。

「なるほど。たしかに、各店舗も売り上げが順調に伸びているし問題ないだろ」

エヴァも賛成みたい。それから二時間ほど立つと紗代が帰ってきた。紗代は今妖怪退治・保護以外は江戸に神鳴流の道場を作ってそこで、親を亡くした子供たちを引き取って神鳴流を教えている。まあ、素質ある子達だけだけど、それ以外は普通の孤児院に入ってもらってる。ちなにみどちらもこの店の出資だ。ようは、裏道場(?)を神社に建ててそこでやってるしね。そっちに炎王鬼さんや小次郎、雪奈も移っている。あとは神鳴流をある程度覚えた天狗さんも稽古してくれてる。基本小次郎だけどな。

「ただいまです…………」

「ん? どうした餓鬼どもに問題でもあったか?」

「顔が赤いが…………」

「つらいなら寝とけよ?」

「いえ、子供達はいつもどおり元気です。その…………シオン様…………」

紗代が顔を真っ赤にして、俺の袖をちょこんと掴んできた。

「なんだ?」

どうしたんだ?

「…………えっと…………赤ちゃんができました…………」

「「なに!」」

ガシャーン!!!

「おめでとう」

うわ、店から鵺たちもきたな。

「「本当ですか!」」

「う…………嘘じゃないんだな?」

エヴァが震えていて、鵺達も紗代につめよっている。

「はっ、はい…………間違い、ありません…………なんども確認しましたし、ウンディーネがそういってましたから…………」

ウンディーネがそういうなら確実かな。体調管理頼んでるし…………にしても、ほんとに父親になるわけか…………よくできたな。

「なら確実だな…………」

「「おめでとう紗代様」」

「そうだな、おめでとう。いいか、ちゃんと生めよ? 私達の子でもあるんだしな」

お〜エヴァがちゃんと年上みたいだ。

「はい。末永くエヴァさんや加奈さん、咲さんにお願いしなくてはいけませんけど」

「どういうことだ? 人間の寿命なんて…………」

「問題というか分かりませんが…………調べた結果、この子は
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ