お赤飯
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だろ」
そうなることわかってるくせに。
「では、よろしくお願いする。あれを持ってきてくれ」
運ばれてきたのは黄金色のお菓子。いいのか上様?
「これが支度金だ。旅の資金などはこれを使ってくれ」
「了解。ありがたくいただこうか」
ちなみに千両箱です。
「いいのでしょうか…………」
「いいんじゃない?」
「ああ。問題無い」
「では、小次郎達はどうしましょうか…………」
「しばらく江戸を拠点にやってくぞ。文句ないよな?」
「ああ、京都もしばらくはもつはずだ。江戸からも増援をおくるのでな。むしろ江戸の方が防備が緩くなるので頼む」
「ああ」
旅の準備してくか…………その前に派手に金稼ぎだ。
印籠貰ってから早一年がたった…………え?
平気なのかって?
平気だろ、多分。やったことは江戸近辺や北海道あたりの妖怪を退治したり保護したりしていた。紗代は剣術大会に優勝したぞ。後ひとこというならこの時代の人間はすげえという事だ。普通に上位の連中は縮地や瞬動、虚空瞬動なんか使いやがる。現代人は退化してくんだな。
店の方だが繁盛しまくってる。奉公人を雇いいれたり教育したり大忙しだ。お蔭で店舗も増えまくっている。店の名前は万屋神鳴(武器からなにからなにまで扱ってます。)。そう、紗代の苗字にした。この一年で結構有名になったね。紗代が姫巫女で通ってるし、妖怪達は大概、紗代に鵺達つけたらおわっちゃうから安心だ。別荘に保護した妖怪達の住処も作ったから文句は出ていない。鴉天狗とかも連れてきたから諜報活動をお願いしている。
江戸から京都へは吉宗経由で武器を売ったりした。対魔の刀とか薙刀などをね。これが結構収益が高い…………武器商人ってやっぱもうかるんだな〜と思った。あと、泥棒や強盗などは我が家の罠で撃退されて行くし安心だ。江戸の治安もいいしね。
そして、二日ほど前から大量に金つかってます。ええ、江戸の土地買い占めているよ…………ふふふ、東京になるんだから儲けは間違い無しとなる。今住んでる人達にはそのまま貸してるよ?
賃金はかなり安く。倉にはまだ山と積まれた千両箱がございますとさ。
「邪魔するぞ」
吉宗さんが尋ねてきた…………今は徳田新之助か。
「こっちこっち」
今現在、店の奥で作った酒を試し飲み中だ。
「昼間から酒か?」
「試し飲みだよ…………飲んでみてよ」
「ああ。これは…………旨いな」
「どれが旨いか評価つけて言ってね」
「わかった…………ところでだが、いつ京都に立つ?」
要件はそれしかないよな。いや、普通に菓子を食いに来たのかもしれんが。
「武器を送ってるけどまずいの?」
「ああ。
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