暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第9話 情報は命です
[6/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ド》の効果が、オロチ相手では、より薄くなってしまう事も話した筈だ。………まぁ、あの層まで来た奴は少なかったから、あまり使えない情報だったと思えるが」
「………っっ!!!!???」
アルゴは、そこまで聞いて、今の話が、そして今までの話も真実だと言う事を理解した。
開いた口、丸くさせた目が戻らない。
「(―――きょ……今日は何回驚けばいいのカ……な?)」
目の前の人物の正体は《リュウキ》
あの……βテストの時、その難易度の高さ故に、詰んでしまうプレイヤーも多数いたというのに、まるで疾風の如きスピードでフィールドを駆け巡り……、怒涛の如くモンスター達の壁を突破して、その勢いは衰えず、各層の迷宮区の玉座に座して待ち構えているBOSSをも蹴散らした天下無双の剣士。
――……その明らかにステータス以上の力を持っているとさえ言わしめていた。
あの世界、βテストの時のSAO内において、単独でMMOであるのに、BOSSを屠った所から、
不可能を可能にする男
(
ミスター・インポッシブル
)
とも、一時は囁かれていた男だったのだ。ただ1人、2桁の高さまで上がったのだから、間違いなくそう思ってしまう。……それも、
1人
(
ソロ
)
で。
実は、この変な異名はアルゴが広めた……と言うのは秘密である。
聞かれたら、情報屋として答えなければならないが、どうしても確かめたかった。本当に目の前の人物が《リュウキ》なのかを、再度。
「キミが……ほんとに、あのリュウキ、なのカ?」
「ああ、そうだ」
「ほんとカ?」
「……ああ、そうだ」
「絶対カ?」
「…………ああ、そうだ」
「ほんとにh「しつこい」ははっ!」
アルゴは笑った。このそっけない返し方。
間違いなくあのリュウキだと再び確信して。そして、アルゴは確信が出来ると同時に喜んでいた。
「これは特大級の情報だヨ。あのミスター・インポシブルの情報なんだからナ! オレっちはついてるついてる♪ 幸先良イナっ!」
「《Impossibility?》 はぁ? ……不可能って何のことだよ、まったく。変なふうに言わないでくれ」
リュウキは、アルゴの言葉の意味が判らず呆れるようにそう言っていた。そう言えば、β時代。少しだけど、言われた事があった様な……と頭の中で少しだけ、かつての記憶を再生していた。……が、勿論直ぐに再生ボタンではなく、停止ボタンを押して、更に削除ボタンを押して消していた。
「マァマァ。気にするナ! キミの情報なら、大金だしても欲しい物ダ。それが、キー坊の情報で良いというなら尚更ナ!」
「……あまり期待しすぎるな。が、それでも 利益にはなる。ただ、大金を出してでも欲しいと言うのなら……だから、大金を出してまで欲しい、と言
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ